
液晶式の運賃表示機と言いますと、主な製造事業者はレシップや指月電機製作所製の運賃表示機が主に見られておりまして、事業者によりましては2社とも見られる所もあるほどであります。また、表示機自体の主な表示の仕方は2面で表示されている場合が多く、使用時には片面を案内や広告で使用する事もありまして、表示の仕方も各事業者様々でもあります。
その液晶式の運賃表示と言いますと、当ブログでもNO.1498でもご紹介しておりましたが、西鉄バスにおきましては以下画像にもありますように、西鉄大橋駅を経由する系統につきましては路線バスや西鉄電車の乗換の運賃表示まで出すようにもなっておりまして、互いの乗り換えを利用される方にとりましては非常にわかりやすいのではないかとも思いますね。私も、この時にも述べましたが、こういった表示の仕方をするとは思っていませんでしたので、色々な使用方法がある事を知ったほどでした。


さて、タイトルにもありますその「わかりやすい運賃表示」でありますが、一番わかりやすい運賃表示と言いますと、運賃自体が固定されている区間でのパターンの方がいちばんわかりやすいのではないかと思います。今回私も2つに関しまして見つける事ができましたのでご紹介したいと思います。
まず、画像は西鉄バスの博多バスターミナル・天神から福岡ヤフオクドームへ運行されます直行バスで見られます運賃表示であります。
(今回撮影車両、5931(桧原)・日産デPKG-RA274MAN)


(運賃表示)~左半分一面を使用


この区間は、いずれも運賃は230円でありまして、画像のように「ヤフオクドーム」・「1」・「230」と大きく表示されているのが見ていてわかるのではないかと思います。やはり、画像1のようなデジタル表示であるならばその番号部分(1番)のみの表示である訳でありますが、この場合は液晶運賃表示の左半分全体を使用しまして表示されておりますので、後部にお座りの方でもわかりやすくていいのではないかとも思いますね。特に、地元ではない遠くから来られる方にとりましてはいくらかがわかりやすくてもいいのではないかとも思いますので。
尚、復路の場合でも同様の表示の仕方がなされております。確かに整理券番号自体1番しか発行されていないのでなおさらなのではないかとも思いますので。
一方、画像は昭和自動車(昭和バス)の唐津~福岡線「からつ号」で見られます運賃表示であります。


この唐津~福岡間は運賃は1030円(画像は消費税増税前撮影のため、1000円のままです)でありまして、佐賀県唐津市内・福岡市内からしかそれぞれの乗車はありませんのでそう言った定額運賃となっております。それにしても、表示の仕方自体は「1000(1030)円」とみていてシンプルかつわかりやすくていいのではないかとも思うほどであります。
このような表示がなされておりますのは、現在は指月製の運賃表が搭載されております唐津・前原両営業所の車のみ表示されておりまして、レシップ製の場合ではその下の画像のように表示されておりません。私としましては指月製で一面表示されておりますので、レシップ製でも上の画像の西鉄バスのように表示してもいいのでは?とも思うのですがね。
(指月製運賃表搭載車、唐津営業所所属・ヒュンダイLDG-RD00)


(レシップ製運賃表での表示)~こちらは前原営業所所属のヒュンダイユニバースの場合(2012年式)


私も、訪問先の各地で液晶運賃表示機の姿を見ておりますが、やはり大きく表示される分片面いっぱいの運賃表示の方が一番わかりやすくていいのではないかと思います。先述のように運賃自体固定されているからこそこのような運賃表示の仕方をする訳ですが、特に後部からでも見やすい事を思いますと、こういった表示の仕方はありがたい表示の仕方であると言ってもいいかとも思いますね。

