大好きな作家さんの一人の小川糸さんの小説。
図書館で、予約をして半年間以上経ち、ようやく手元にやってきました。
今さっき、読了。
もう感動の嵐です。
涙ぼろぼろ、電車の中で読まなくてよかった。
瀬戸内海の島にあるホスピス「ライオンの家」に主人公が船で行くところから話が始まります。
なので、主人公が不治の病で、死に向かっているのは、最初からわかっていて…
小川糸さんの話ではお決まりのおいしい食べ物がたくさん登場して食いしん坊にはたまらない。
主人公が好きなバッハの無伴奏組曲、思わず検索して、YouTubeで聴きました。
(本当にいい時代になりました)
耳馴染みがあり、これなんだ!という感じ。
…なるようにしか、ならない。百ちゃんの人生も、私の人生も。
そのことをただただ体全部で受け入れて命が尽きるその瞬間まで精一杯生きることが人生を全うするということなのだろう…
正しく!
私は、3年前に「これからの人生楽しいことしかしない」と決めて、ほとんどストレスなく生きてきて、もういつ死んでもいい気持ちになっていたのだけど、心を震わすこんな本に出会ったり、人と出会う事こそ、私が求めている事なんだと思いました。
まだまだ出会いたいと欲が出ました。