私たちの妊活は、結婚してから始まりますよね。
恋をして、パートナーを探して、そしてこの人と一生をと思って結婚している事でしょう。
私たちは、子どもの頃から親との関係がもとで、人との関り方を学んできています。
そのため、愛着形成という人間関係を作る上でのパターンによっても、妊娠しやすさが変わってしまうのです。
なかなか妊娠しないという場合、夫婦関係や親子関係、人間関係で安心な環境でないことが関わってきます。
不安になったり、自己否定になるのも親子関係に基づくインナーチャイルドの影響もあるのです。
対人関係と感情とがセットで反映されるため、生殖遺伝子の働きさえも変化してきます。
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親子関係が心や健康にも影響する
子どもの頃から、ストレスを抱えるようなな意見をしているとそのストレスが大人になってからの健康に影響してくるという事は知られています。
さらに、両親の離婚や喧嘩、
片親に育てられた
いて欲しい時に親にいてもらえなかった孤独
母親が精神疾患をもっている
貧困
虐待やネグレクト
言葉の暴力
こういったケースはとくに影響が強く出てしまいます。
でも、ここまででないにしても、
人との関りに困難を感じる場合妊活にもやはり影響がでてしまうけれど、両親からの影響はこれだけでなく、人が人と関わる人間関係の土台つくりにも関わっているんですね。
パートナーに素直にいろいろ言えないとか、気を遣いすぎてしまうなどもそうでしょう。
親子関係が潜在意識のプログラムを作り出す
特に、愛着形成では、安定型、不安型、回避型とありますが、(1)
不安型と回避型の夫婦では離婚率も高いことが知られています。
ひととうまくかかわって仲良く暮らしていくことが難しくなっているんです。
両親にどのように育てられてきたかの影響を強く受けるところですね
ひとと関わる事に不安を感じていると
自分に自信が持てなかったり、
否定する気持ちが高まってしまいますよね。
自分の潜在意識の中に、プラスの自己イメージが描けなくなりやすいんです。
なかなか妊娠できないときって、
私ってダメとか
私ってみんなと同じようにできない、なさけないとか
私って役に立ててないとかって
自己否定感がより高まってしまうんですが、
過去の体験と結び付けて、より否定感がつよくなってしまうでしょう。
自分は人としてダメとか、女性としてダメなんだと関連付けて考えていってもしまうし、
自分は親になる資格すらないのかななんて考えてしまう事もあるかもしれないんです
夫婦関係にだって亀裂が入ったり、お互いを信頼し合えなくなったり、距離を置きたくなってしまう事すら出てしまうかもしれないんですね。夫婦トラブルでなくても、何かしら不妊治療や妊活サポートにも期待して依存的になってしまうのもインナーチャイルドの影響です。
不妊と愛着スタイルは関係していた
愛着スタイルの形成によって不妊に関係があるのかを調べている研究(2)では不妊で悩む女性は回避型の愛着スタイルを持っていることがわかりました。
さらに、この回避型の愛着スタイルを持っているとパートナーを信頼して関り合う事が難しいために、妊活といった夫婦で困難に立ち向かい、支え合う必要性がある場合トラブルが続いてしまうんです。
回避型の愛着スタイルの場合、結婚生活をはじめ、妊活、子育てでも困難は多くなってしまうようですね。
女性だけでなく、男性パートナーが回避型である場合も同じように妊活がスムーズにすすまずに悩むこともあるでしょう。
3つの愛着スタイルについて
愛着形成には、安定型、不安型、および回避型の3つの主要なスタイルがあります。
これらは、あながが他者との関係をどのように築るかに影響を与える要因となります。
安定型:
特徴: 安定型の人は、他人に遠慮することなく、気後れせずに接していくことができます。
自分がその人に受け入れてもらえるかどうかを恐れない心を持っています。
他者とのフランクな関係の構築が得意です。
原因: 乳幼児期に両親に愛情をもって育てられた子どもは、安定型のタイプになる可能性が高いとされています。
回避型:
特徴: 回避型の人は、他者と深い関係を築くことに抵抗感を持っています。
他者に自分の心理的パーソナル空間に入ってこられることを拒絶します。
他者は、自分に安心を与えるより、自分を傷つける可能性の方が高いと感じており、他者と交流することを深層意識では拒否します。
なお、一部の人は本質的には回避型なのに、無理して安定型のように振る舞うことがあります。
原因: 両親にかまってもらえなかった子どもは、他人に期待できないことを学習し、回避型のタイプになるとされています。
不安型:
特徴: 不安型の人は、他者に期待し、依存した付き合い方をします。
その結果、他者に嫌われたくない、他者が自分から離れてほしくないという焦燥感を持ちます。
関係がうまくいかなかったときに、他者に対する失望や喪失感を抱きます。メンヘラがこのタイプに該当します。
原因: 不安型の人は、乳幼児期に両親に愛情をもって育てられた人とは異なり、他者に依存してしまいます。
愛着スタイルを理解することは、自分がどのような人間関係の構築の仕方をするのが最適なのか、また、特定の人とどのような接し方をするのが有効なのかを模索するのに役立ちます。
心のプログラムを書き換えて安心イメージに
回避型の愛着スタイルをとる場合、人に対して不信感をもってしまっています。
人を信用せず、物事を回避しようとしてしまうんですね。
そのため、人に対して信頼感とか安心感をもっていないというイメージが潜在意識の中に深く刻まれてしまっているんです。
また、自分は人から大事にされないとか、裏切られるとか、期待してもムダだとかそういったイメージを書き込んでしまっていることも多いでしょう。
その分、自分が傷ついてもいるんですね。
結婚している相手、親に対しても否定的なイメージを抱いてしまうのですから。
心の中に安心感とか、幸福感って満たされにくくなってしまっているため、心の癒やしが必要です。
両親の関りの中で、どう人と接していったらいいのかわからない、不安になってしまう、信頼しきれずに相手を疑ってしまうというのもあるでしょう。
さらに回避型の愛着スタイルの場合は自分への自己イメージも良くないという傾向が
あります。自分にも信頼を寄せることができずに不安になってしまう。
自分のことが好きではない、相手も信頼しきれない、心の状態では妊活がうまくいかなくなってしまうのもしかたがないのかもしれません。
さらに、この研究で分かったのは、不妊症の女性は、妊娠しやすい女性に比べて、人と親密になる事に、不快感を感じる傾向がある事を示していました。
子どもの頃から、親との関わりを通して無意識に作りあげてきた自分のイメージや自己スキーマなどが影響して、人との関係性にも問題が出るし、不妊リスクが高まってしまうようです。
潜在意識の不妊プログラムの解除
お父さん、お母さんとの関りから、今も心の中になにかもやっとするものを残しているからあなたが赤ちゃんを引き寄せる事にストップがかかってしまっているのかもしれません。
特に愛着形成については母親との関係性が基盤になるため、
お母さんとの関係性において、
厳しかった
寂しかった
つらかった
悲しかった
切なかった
怒りがある・・・
苦しかった
そう思う点が
多かれ少なかれ、今の妊活にも影響して、なかなか赤ちゃんが授らなくなっているのかもしれません
インナーチャイルドを癒やす心理療法なども取り入れていくことで、妊娠していくケースも多々あります。
※潜在意識を書き換える カウンセリングセッションもおこなっています。
最近では不妊治療をしているのに妊娠しない、授からないといった方も増えています。
うまくいかないマインドから妊娠につなげる心のケアが受けられます。
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参考文献
(1)Bowlby J. Pelican edition. I. London: Hogarth 1969; 1971. Attachment, Attachment and Loss.
(2)Ind Psychiatry J. 2014 Jul-Dec; 23(2): 117–126.doi: 10.4103/0972-6748.151682 Psychological profile of women with infertility: A comparative study
妊娠率と催眠カウンセリング
イスラエルの185人の女性を対象とした研究
催眠を用いることでIVF治療のインプラント成功率が2倍になったことが報告
http://www.ourjerusalem.com/news/story/news20040824.html
ゲイル・ピーターソン博士は身体中心催眠と呼ばれる技法を開発
母親が高度な不安だと、妊娠出産の正常化に影響を与えると報告
http://www.insightdirectory.com/index.php?/Table/Articles/
カウンセリングとヒプノセラピーのような心と身体を扱う療法は不妊に関わる問題を取り除ける。
不妊治療プログラムを受けた132人の女性のうち42%がプログラム終了後6ヶ月以内に妊娠した。
2000年に発表された研究では心と身体の不妊治療プログラムを受けた女性の55%が妊娠し、妊娠率は2.5倍に
ドマー博士は自己催眠を含む催眠療法が妊娠を阻害するストレス緩和に役立つと。
http://www.conceivethepossibility.com/research/
人の遺伝子は受胎可能な準備状態で、
催眠暗示によってIL-1、C-fos、CYP17といった特定の染色体を特定の順番で活性化すると考えています。
http://www.ernestrossi.com/ernestrossi/keypapers.html
不妊治療にヒプノセラピーを用いている臨床心理学者のエリザベス・ミューア博士は、催眠が視床下部に影響を与えると報告。
催眠療法は自律神経系のバランス調整を行い、視床下部とホルモン分泌に良い影響を与えて妊娠を手助けします。
ハーバード大学の研究 暗示の肯定文を増やすことで否定文を使う場合と比べ妊娠率が1.5倍に。