妊活をしていると、流産や死産といった思いがけないお別れを体験することがあります。
私も、過去に2度流産を体験し、悲しみに暮れ、なかなか立ち直れなくなった過去があります
こういった突然のお別れや、心の中にのこった悲しみはストレスとなって次の妊娠の妨げにもなってしまいます。
そのため、早めに心を癒やし、前向きでポジティブな精神を取り戻すことが妊活では最優先となります。
ただ、そんな中悲しみから解放されるのが、時間が過ぎるのを待つという方法があります。
ただ、やっと妊娠できたのに、流産したとか死産だったという場合は時間が過ぎてもなかなか癒えないのもあります。
そのため、喪失に対して心があったまる心のケアで妊娠率が30%→86%へと高まっています
そんな、心の悲しみに寄り添うケアとして、悲嘆療法があります。
悲嘆療法(グリーフケア)は催眠療法の一つとして、なくなった赤ちゃんの魂とコミュニケーションをとり、癒やすヒプノセラピーとなります。
どうやって流産・死産の悲しみを越えたらいいか困る
流産などでは、悲しいのと同時に、流産後の手術も必要でその不安でいっぱいにもなります。
そんな時に限って、自分の周りでは妊娠ラッシュという状況があれば、何で私だけだめだったんだろう、と考えてしまいます。
全く関係ないものの、お腹がどんどん大きくなる友人のお腹を見ては羨んだりしてしまいました。
ひどい場合は、こんな自分が嫌いと思いつつ、ついつい妊婦さんをみては妬んでしまうなんて気持ちもあるでしょう。
流産は15%くらいと聞きますが、私の周囲のだれに聞いても、流産した人が全然いませんでした。
流産はその後手術をしたからといって、体の回復は進んだとしても、心の傷は簡単に癒えてはいきません。
長い場合は、1年2年、もっとかかる場合もありますし、状況によっては夫婦関係も不仲になっていってしまうというケースすらあるでしょう。
なんで、なんでと自分を責めてしまう事もあるでしょう。
失った喪失感から中々立ち直ることができずに落ち込んでしまう日々も続きやすかもしれません。
流産・死産の悲しみを放置しないであげて
流産は、繰り返すとさらに次の流産確率は高まり、不育症などでも悩むことが増えます。
赤ちゃんをやっと授かれた喜びから、突然赤ちゃんを失う悲しみと苦しみであなたの心は深く傷ついています。
でも、それにおいて、適切なサポートが受けられずに、精神的につらい思い出次の妊活をしている状況になっています。
流産や死産を経験すると、ひどい悲しみに加え、次の心のトラブルを招いています。
次の妊娠へ向かう気持ちになれない
妊娠してまた失ったらと思うと次に恐怖心がでる
ストレスから妊娠しにくい
妊活に前向きになれない
流産を繰り返す
心に寄り添う「愛」のケアで妊娠率は2.5倍以上に
流産を繰り返し、なかなか妊娠、出産にいたらない場合、外国では取り入れられている「テンダーリビングケア」をご存知でしょうか?
「テンダー・ラビング・ケア(TLC=Tender loving Care)」とは、「優しい愛のケア」というような意味です。
その方法は、投薬や外科的な治療ではなく“優しく、愛情を持って”患者に接し、そして、いたわるという、ごくごくシンプルなものです。
にもかかわらず、ものすごいケアになっています。
日本では、不妊治療とかでも、心のケアをたっぷりと時間をかけて受けることはできません。
このテンダーリビングケアですが、不育や流産に悩みご夫婦に行った場合、このケアを受けるか受けないかで、出産に至る割合に大きな差が出たのです。
こちらのケアを受けなかった場合は30%程度。
ケアを受けた場合、86%のご夫婦がそのご妊娠出産に結びついているのです。
心の中に、癒やしと愛の周波数で変わっていくことが、妊娠を引き寄せる魔法になっているかのようですね
悲嘆療法(グリーフケア)とは
催眠状態にゆうどうすることで、潜在意識へとアクセスしていきます。
心の深い蓋が解放されると、顕在意識下(起きている時に使っている意識)では考えられない様々な不思議な体験が可能となります。
亡くなった方(流産や死産で分かれた赤ちゃんの魂)との再会「悲嘆療法」もその1つと言えるのです。
亡くなってしまった方への喪失感は、簡単に癒えるものではなく長い時間が必要です。
特に突然、なんの心構えもないままに亡くなってしまったご家族などへは喪失感が癒えぬまま長い時間がかかる場合があります。
状況によっては、一生を過ごす方もいて、時に自責の念から、うつ状態となる方もいらっしゃいます。
潜在意識を解放させることで可能となる亡くなった方とのコミュニケーション。
話せなかったことを、魂と対面してコミュニケーションを完結することで、心は深く癒やされていきます。
死に別れ子のことを知りたい。忘れられない。
大切な存在を亡くしたことの意味が知りたい。
自分のせいであの人は死んでしまったのでは‥、あの時、別の行動を取っていれば、あの人は死なずに済んだのでは‥
「ごめんね」「なんで・・・」「ありがとう」、催眠に入って伝え、あなたの悲しみもいやしていきませんか?
グリーフケアが必要な状態・サインとは・・・
グリーフケアを必要とするサインがあなたにも出ているかもしれません。
妊娠の喜びから、失った悲しみは、あなたの心、体、行動・認知にさまざまなサインをもたらします。
以下のようなサインが出ていたら、心の癒やしが必要なタイミングなのです
【心のサイン】
・責める気持ち
・思慕の情
・悲しみ
・寂しさ
・絶望感
・喪失感
・不安や悲しみ
【体のサイン】
・眠れない
・食欲がわかない
・疲労感
・気力が出ない
・頭痛や体の不調
・何かに依存してしまう
【行動や考え方に現れるサイン】
・涙が自然と出てきてしまう
・注意力の低下
癒やしによって、次の妊娠にもプラス
あなたの一生を左右する、赤ちゃんを授かるという妊活。
傷ついた心のケアがとても大事になります
また、赤ちゃんの魂も、妊娠したママが癒やされることで、元の場所へと戻り、つぎの赤ちゃんが宿れるようバトンを渡せるようになります。
早くに妊娠したいと、不妊治療ばかりになっていたり、仕事のことでいっぱいいっぱい。
一方で、あなたの心が癒やされ無いままになっていませんか?
大事な部分がごっそり抜け落ちてしまうと、着床しづらく、受精卵が健やかに育たなくなります。
心地よい心の状態こそが、妊娠を寄せるための生殖遺伝子のスイッチをONにしていかれます
妊娠する前は、自分が妊娠できるかすら分からず流産すらしたことのないことに不安だったかもしれません。
しかし、流産を体験すると「流産すらしたことがない」ことが、どれほど幸せな話だったのかと思い知らされます。
流産や死産は誰もが避けたい経験です。
できれば一生したくなかったものかもしれません。
ただ、わけがあってのお別れを体験したあなた。
赤ちゃんの魂とコミュニケーションをとることで、深くいやされ、またセラピーを受けてからとても生き生き毎日を送れるようにもなっていきます。
あなたが、一日でも早く心のなかに輝きが戻りますように
胎内記憶がある子が語るスピリットと次の妊娠
胎内記憶がある子が語られるお話にこういったことが語られたようです。
流産や死産などもそうですが、亡くなった人の魂は肉体を出てからは、しばらくそこに留まるというのです。
50日位して、別のところへと旅たつよう。
(確か49日の法要とかも在るくらいなので、何か本当に魂の存在や、意その後の世界など意味があるのかなって思わずにいられないですね。)
ただ、どうしてもママが悲しみ、ここに留まって欲しいと望んでいると、赤ちゃんの魂はそこに留まってしまうのだとか・・・
赤ちゃんの魂は、本来の役目を終えているため、元の世界へ戻らないとならないのです。
元の世界へ戻り、次のお腹に宿る赤ちゃんとの橋渡しの役割も担っているようなのですが、あまりにママが悲しんでいるとそれができなくなってしまうと語られるのです。
女性の心が癒えることは、あなたにとって必要なことです。
さらに、赤ちゃんの魂にとっても必要なことでもあり、次の妊娠のためにも意味があるのです
催眠療法などでお別れした赤ちゃんの魂と対面してみても、赤ちゃん似たようなメッセージを受け取ることが多いです。
死産を経験したクライアント様
クライアント様で、死産を経験し、その後うつを患ったクライアント様が私のカウンセリングにいらっしゃいました。
死産を経験していると、ずっと心の中にその時の事のショックや自分を責める気持ちにさいなまれてもいます。
子供が欲しい一方で、授かっていくことへの恐怖感ももち、精神的に落ち着けずにもいます。
ゆっくり、ゆっくり、お話を聞きながら、セッションを重ねる中で、考え方や、物事のとらえ方にも変化が出ていきました。
40歳ですが子供を授かり、無事出産されました。
もちろん今も元気な男の子で育っています。
悲嘆療法(グリーフケア)で実際にどのように癒やされるのかは、実際に体験した人でしかわからないものです。
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愛の癒やしで妊娠するサポート
参考文献
(1)Parents’ experiences and expectations of care in pregnancy after stillbirth or neonatal death: a metasynthesis.Mills TA, Ricklesford C, Cooke A, Heazell AE, Whitworth M, Lavender TBJOG. 2014 Jul; 121(8):943-50.
(2)BMC Pregnancy Childbirth. 2016; 16: 16.Published online 2016 Jan 25. doi: 10.1186/s12884-016-0806-2
(3)Pages 32-52 | Received 12 Jan 2014, Accepted 13 Jul 2016, Published online: 18 Nov 2016 The impact of miscarriage and stillbirth on maternal–fetal relationships: an integrative review
(4)Pages 240-251 | Received 10 Jan 2009, Accepted 06 Sep 2009, Published online: 20 May 2010 Pregnancy after perinatal loss: association of grief, anxiety and attachment
(5)BMC Pregnancy Childbirth. 2015; 15(Suppl 1): A14.Published online 2015 Apr 15. doi: 10.1186/1471-2393-15-S1-A14Improving support in pregnancy after stillbirth or neonatal death: IMPs study
(6)Bull N Y Acad Med. 1958 Nov; 34(11): 747–756.
愛護的ケア(TLC:Tender loving care)日本産婦人科学会