こうのふくのブログ

こうのふくのブログ

次男が2歳の時、突然急性脳症で寝たきりになり、その後父が認知症で要介護になりました。
その経験から介護がラクで着心地のよい服を作り始めました。服作りや介護について思うことを綴っています。

こうのふくでは、着せやすく工夫した服を、

気持ち良くて丈夫な国産ガーゼ生地でお作りしています。

 

一般的な、S・M・Lサイズのものもご用意していますが、

「こんなふうに作って欲しい」

という受注生産のご依頼も承っています。

 

基本になる型をベースに、サイズだけではなく、

お体の状態や生活環境に合わせて、

お着替えしやすい工夫をしてお作りします。

 

お電話やメールでやりとりしながら、

一度も対面せずにお作りするので、ドキドキします。

 

でも、直接ご要望をお聞きしながら、

その方の生活を想像して、

少しでも喜んでいただけるように考えるのはとても楽しいです。

 

 

先日は、ほぼベッド上で生活をされているけれど、

車椅子もご利用になっておられるという方の

ズボンをお作りしました。

 

ご自分で着脱しやすいように、

開く部分に面ファスナーを取り付けたのですが、

面ファスナーをつける位置をどこにすれば一番良いか、

いろいろ考えました。

あれこれ考えすぎて、結局元の案に戻ったりもしましたが、

お客様はそんなやりとりもとても喜んでくださって、嬉しかったです。

 

 

お客様がどんなお体の状態なのか、

どんな事にお困りなのか、

「こうして欲しい」とおっしゃっているけれど、

別の案をご提案したほうが良いかもしれない、など、

私自身いろんなことを学ばせていただいています。

 

お客様と、実際に服を作ってくれるスタッフさんと、

コミュニケーションを取りながら

服を作っていくのは楽しいですが、

責任も重大です。

至らない点も多々あるのですが、

お客様もスタッフさんも、とてもやさしいので、

本当に助かっています。

 

 

介護が必要な方の服というと、

なんだか個性がなくてパジャマっぽい、

というイメージがあります。

 

着やすさを優先して、見た目が悪くなるのは、

着る人の気持ちを尊重していないような気がしてイヤなんです。

 

私はプロのデザイナーではありませんから、

お店に並んでいるようなおしゃれな服は作れません。

でも、何かしら不自由のある方の、

日々の生活を快適に過ごすための服は、

見た目もぜったいに譲れないポイントだと思っています。

 

素材、色、形、、、服にはいろんな要素があります。

着心地が良いだけでなく、

着ていると気持ちがぱっと明るくなるような、

そんな服を作っていきたいです。