「仏教史」の要約コメントです。 | 「生身感覚同期」⇒「写楽」

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「仏教史」の要約コメントです。「仏教の信と行」

こころの時代 シリーズ 日本仏教のあゆみ~信と行~

2015年4月から9月まで放映された動画です。

 

第1回 「日本仏教の夜明け」2015年4月19日

6世紀、東アジア諸国は仏教による文明国家を築いていた。日本を先進国たらしめようとした聖徳太子は積極的に仏教を導入し、経典の注釈書を作ったり、自ら宮中で経典を講義したりするほど教義に精通したという。
奈良時代になると、仏教は鎮護国家の柱となり、僧により高度な教理が研究され、後の世の信仰や修行を生みだす母胎を育んだ。和国の教主とたたえられる聖徳太子の思想と奈良仏教による学問としての日本仏教の夜明けを見る

飛鳥時代に伝来した仏教は、法華思想、密教、浄土教、禅などに展開していく。

第2回 「法華思想の開花」 2015年5月17日

大乗仏教の代表的経典である法華経。その核心は誰もが仏になれるという「一乗思想」にある。天台宗を開いた最澄は、法華経がもっともすぐれた教えであると考え、その読誦が即身成仏を可能にさせるとし、比叡山で慈悲心ある人材の育成をめざした。

鎌倉時代になると日蓮が南無妙法蓮華経を唱えれば、仏の功徳が自己に実現すると説いた。日本仏教の潮流に重要な位置を占めた

 

第3回 「密教の曼荼羅(まんだら)世界」 2015年6月21日

平安時代、大乗仏教の修行のあり方を超える道として登場した密教。密教とは、大日如来が真理そのものを直接語った教えを指す。日本に真言密教を広めた空海は、それまで説くことが不可能とされた仏のさとりの世界も、独特の言語観や修行法によって明らかにできるとした。自己の心の中に大日如来を中心としたコスモロジーがあることを示す両界曼荼羅(まんだら)やこの身このままで仏と一体となることを目指す即身成仏の思想を見る。

 

第4回 「浄土への憧れ」 2015年7月19日

平安時代末から鎌倉時代にかけて末法思想が広まり、人々の関心はどうすれば極楽浄土に往生できるかに集まっていった。▽法然は、阿弥陀仏による他力浄土門の救いにたどり着き、誰にも簡単にできる易行の専修念仏を唱えた。▽親鸞は、仏の慈悲心が我々の元に届けられているという気づき・信心のみで救われるとした。▽一遍は、南無阿弥陀仏の六字名号に往生は決定しているとした。3人の思想から浄土教の「行」と「信」に迫る。

 

 第5回 「禅-自己を求めて」2015年08月16日

禅は、釈尊が菩提樹下で行った坐禅を重んじる教え。日本では鎌倉時代、二つの禅宗が創始された。臨済宗開祖の栄西は、当時の大陸で盛んだった禅を伝え、既成仏教の改革を目指した。師と弟子の間の問答を公案として修行していく。曹洞宗を開いた道元は、修行はそのままさとりであるとし、ただ坐ることで自己そのものになりきるという只管打坐を唱えた。茶道などのわび・さびの美学や日本文化に大きな影響を与えた禅の思想を見る。

 

第6回 「慕われる僧たち」 2015年09月20日

日本仏教の長い歴史の中には、各宗の祖師方の他にも、民衆のために仏教を新たに開拓するなど魅力的な仏教者がたくさんいる。その中から今回は4人を取り上げる。平安中期、一人街頭で民衆に念仏を勧めた空也。江戸前期、人はみな霊明なる仏心をそなえていると説いた盤珪。江戸後期、十の普遍的な戒により民衆を導いた慈雲。さらに近現代では、禅と浄土真宗から日本人の宗教意識に迫り、その思想を海外に広めた仏教学者の鈴木大拙も紹介する。