高校化学の説明って、インチキくさい。 | ツインサーファー@勉強×学問×知的生産×ブロガー×プログラマー×脳科学×全脳教育研究×アメブロ塾×ネットショップ

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高校化学の説明って、インチキくさいところが多いと思う。特に、「周期表」と「電子配置」の話。元素記号を軽い順(原子番号)に並べると、周期的に似た性質の元素が並ぶというのである。「似た性質」というのは、最外殻電子の数が同じ数で、結合などのとき、同じ結合の仕方をするというのである。実際、グラフみたいなもので、周期表の「族」通りに、周期的に似たような性質が現れるというのは、実験でも確かめられているようなのだが、「似た性質」=「最外殻電子の数」とは、必ずしも言えないと思うのである。何か他の物質の影響かもしれないし、ピンボン玉くらいの原子核の大きさに対して、電子は1キロ先くらいを周っているというのだが、そんな遠くにある物体に、地球が太陽の周りを回っているように、原子核が影響を与えられるかとも思うのである。まあ、大学受験は、そんなことをあまり疑問に思わず、「そういう説明をすると、おおかたの化学的現象が、理論立てて説明できる」ということで、覚えて行きますけど・・・。「希ガス」は、最外殻電子の数が8個と安定しているので、いかなる物質とも化学的な結合はしないとか「遷移元素」は、両方の性質を持っているとか、なんかの根拠があるのかと思う説明がなされている。なんで8個なのかということの説明はされず、「オクテットセオリー(八隅説)」という証明はできない法則として紹介されている。周期表の「族」通りに、周期的に似たような性質が現れるからと言って、「電子がそのように配置されている」ということと必要十分条件ではないような気がするのだが・・・。ただ、実験がなんかで観測される事実なのか「イオン化エネルギー」というのは、周期表のタテの「族」と一致して、だいたい同じエネルギーが周期的に現れていて、それは、電子の殻ごとの配置数の電子の振る舞いの性質と符合するというのは、厳然たる事実で、「電子の考え方」というのは、事実と近い可能性がある。ただ、「イオン化エネルギー」が、同じ「族」の元素間で、ぴったり同じ数値にならないのは、少し疑問ですよね。