昨日の発表会は、いろいろな意味で凄かった。
まずは度肝を抜かれました。
市内に10か所以上あるカラオケ教室の選抜メンバーが舞台に登場するんですが、あまりの強烈なインパクトに、ひっくり返りそう
になりましたよ。
80才を過ぎた(あるいは90才を超えている方も)と思われる背中の丸くなったお婆さんがお姫様ドレスを着て登場し、足元がヨロヨロしているお爺さんが白いタキシードを着て登場する。
目が点になりました。
けれど舞台が進むうちに、あっという間に見慣れてしまったから不思議です。
そして感じたことは、生きているって素晴らしいということ。
80代、90代の方は、戦中戦後の厳しい時代を潜り抜けてきた方たちです。
物のない時代、様々な苦労を重ねてきたことでしょう。
そして今、最晩年を迎え、舞台の上で華やかな衣装を身に着け、歌い踊り、拍手喝さいを浴びる。
これほど心がときめくことがありましょうか。
この舞台のため、きっと何か月も努力と精進を重ねてきたことでしょう。
頭が下がります。
もしかしたら、老いた姿で人前に立つことや、丸くなった背中でお姫様ドレスを着ることにためらいがあったかもしれない。
でも、もう人の目や世間の常識を気にしなくてもいいと思います。
人生の最晩年は、そんなことより自分の楽しみを優先させていいと思う。
やったもの勝ちです。
観客席で人の舞台を眺めているより、自分が舞台に立って主役になり、歌い踊る。
その素晴らしさを昨日はしみじみ感じてきました。