ユキちゃんのずっとのお家。 | 立川市ボランティア 砂川猫

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野良猫ゼロを目指して活動しています

以前『地域猫はダメですか?』という題名でご紹介させていただいたユキちゃんのずっとのお家が決まりました。


当時、私達にユキちゃんを受け入れする事が出来ず、先輩ボランティアに預かってもらっていましたが、先輩もたくさんの保護猫ちゃんを抱えているので気になっていました。


先日、立川市役所で開催された譲渡会に高齢のオシャレな女性が来場しました。

名前はSさん。70歳。単身者。遠い親戚の方がいらっしゃるそうですが、近くに身寄りはいない。


Sさんは「10歳以上の猫ちゃんを迎えたい」と。

高齢の単身者。後継人もいない。でも私と相棒はSさんにユキちゃんをお願いすることにしました。


Sさんは、今まで4匹の猫と暮らして来ました。2匹は近所で弱っているところを保護したそうです。エイズ陽性で馴れていない子だったそうです。

4匹はお空に還り、Sさんはもう一度猫と暮らしたいと思いました。


私達はSさんにユキの話をしました。

ユキちゃんの餌やりさんは15歳とか、17歳とかいつも違う事を言うので、ハッキリした年齢は分かりませんが高齢なのは確かです。


先日も体調を崩し受診したこと。

今は元気になりご飯も食べていますが、長くは生きられないかも知れない。看取りになってしまう可能性もあると。


Sさんは「たとえ1年でも、2年でもユキちゃんを幸せにしてあげたい」と言ってくれました。

猫ちゃんの為に貯めたお金もあるから、しっかり医療も受けさせることも出来ると。Sさんは、最近まで薬剤師さんでした。


昨日、相棒が飼育環境の確認にSさんのお宅を訪問しました。

キレイに片付けられたお家で、ずっとバレエを習っていたそうでY字バランスまで披露してくれたそうです。

バランスボールを椅子がわりにし、健康にとても気をつけているのが分かったそうです。


今日、ユキちゃんを連れて行くと「今日からここがユキちゃんのお家だよ」と言ってくれました。


長年、外で暮らして来たユキちゃんに本当のお家が出来ました。




お元気そうでも、人間いつどうなるか分かりません。私だって明日、死ぬかも知れませんし。


私達はSさんに、自分に何かあった時は私達に猫を渡すこと。

部屋に私達が入って猫を捕獲することなど書面にして目立つ場所に貼ってもらうことを提案すると快く了解してくれました。

(どのような物を作ればよいか、今勉強中です。もしご存知の方がいたら教えて下さい)

村っ子のようになったら大変です。


⚪︎そして猫ちゃんの通院には私達が同行する。

⚪︎Sさんが具合いの悪い時なども知られせもらう。

⚪︎定期的に訪問や、電話で連絡を取らせてもらう。

ことを約束してもらいました。


ユキちゃんは半馴れなので、少しゲージに入ってもらうけど、なるべく早くフリーにしてくれるそうです。


ユキちゃんと、Sさん、お婆さん達の生活が始まりました。


ご批判もあるかも知れませんが、私達はユキちゃんの残りの猫生をのんびり、穏やかに過ごして欲しいと思いSさんへの譲渡を決めました。


Sさんは「いつでもユキちゃんに会いに来てね」と言ってくれました。


帰り際に、洒落たカップにミントティーをいれてくれました。

久々にゆっくり、お茶しました😅


私達は出来る限りフォローしていくつもりです。

人も猫ちゃんも幸せになれるなら頑張れる。


脱走猫ちゃん達はまだ見つからないし、埼玉の多頭っ子達の6匹の手術も、トライアルの決まった子のお届けもあるし忙しいなぁ。


ミルクイヤイヤチビーズ、ご支援で頂戴したロイカナムース、モリモリ食べて元気です。

ありがとうございます。






今年もバタバタな1年の始まりです。

出来る事を一生懸命頑張ります!