お肌のトラブルは内臓の病気です。「隠疹」 | 三鷹の漢方 廣寿堂(こうじゅどう)薬局  

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皮膚のトラブルは、

体表面(表皮)・表皮の内側(肌肉)に分かれています。

 

表皮は、

皮毛腠理(汗腺)の状態と関連する「肺」と、肺と相互相対な「五臓」の病状。

 

肌肉は、

体を構成する気・血・水の過不足や停滞と、

気・血・水を作り出す「五臓」とその中の「脾」の病状。

脾《消化・代謝系や水分調整をするところ、五臓の1つ、中焦に位置する》は、肌肉の状態に直結している。

 

五臓《肝・心・脾・肺・腎のこと》は相互相対的に、

それぞれの役割において、代謝運搬、養営、疏泄、解毒をおこない、

人体に必要な気・血・水液を作り出し構成し、体の内外を防衛している。

 

有害な物の侵入を防ぎ、炎症を抑え、

不必要で有害な物質を解毒排泄する。

 

これらの働きが損なわれると、

人体の、表皮肌肉に病状として現れてします。

 

 

隠疹(いんしん)とは、

皮膚に出現する淡紅色、赤色、茶褐色、白色、無色(肌の色)の疹粒。

突然発症し痒い。

現れては消えるを繰り返し、慢性化することも多い。

 

①表皮の炎症「風邪」急性病

1.風の中には体に有毒で害となる物質(ふうじゃ)、

ほこり、花粉、土埃、細菌、ウイルスなど様々浮遊しており、

それらの邪による炎症反応でる湿疹、かゆみ、アレルギー性皮膚炎。

 

表皮の皮毛腠理(汗腺)は、

風邪(ふうじゃ)に対して汗を出し、汗腺を引き締め防衛している。

その表皮の状態を管理している臓器は「肺」。

 

肺が疲れると、

その防衛能力は萎縮し炎症する。

 

2.有害物質を含む風は、冷たい風、熱い風、湿気が多い風、

寒熱湿により現れる病状に違いがある。

《風寒邪》

感冒の引き始めにおきる悪寒発熱、時には咽痛を伴うこともある。

隠疹は全身に現れるが、特に頭面(顔)、手足など外気にさらされる部位に多い。

《風熱邪》

体中全身に発症し、赤みがつよく、丘疹《皮膚面から盛り上がった発疹》がくっきりと大きいものが多い。

《風湿邪》

体や関節の重苦しさを伴うことも多く、湿気が停滞した部位にじくじくとした湿疹が発症。

 

漢方用語の風邪(ふうじゃ)とは、「かぜ」と読むのが普通ですね。

その通りに、表皮が「かぜ」をひいた状態です。

「かぜ」をこじらせると長引いてしまいますね‼

 

 

②飲食、情志の乱れ、疲れなどによる五臓の乱れによる肌肉の病状(慢性)

五臓とは《肝・心・脾・肺・腎》で、

五臓は六腑《胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の総称》と共に機能している。

 

急性の風邪による表皮の炎症が長引いてしまい慢性化した場合にも、

表から内へ、

臓腑の病状になってしまう。

 

1.食べ過ぎ、もともと胃腸が弱い。→脾胃

2.心配事や不安感など情志の乱れ。→心肺

3.もともと原気が不足している、過激な運動や、寝不足、疲れによる消耗→腎

4.ストレスでいらいら→肝胆

5.五臓六腑のバランスが崩れ気血水液の過不足

 

原因は様々ですが、

その方のもともとの体質と生活環境、自然環境などにより、

病気の原因体質(病証)となってしまいます。

 

お肌のトラブルは、

塗り薬や抗ヒスタミン剤、ステロイド、抗生物質、ビタミン剤だけを長期に使用しても、

改善されないことが多いと思います。

 

もっと、ご自分の体と心を大切にして改善していくためには、

内臓改善が必要ですね‼

 

 

ぜひお試し下さい。ご予約