三鷹の漢方 廣寿堂(こうじゅどう)薬局  

三鷹の漢方 廣寿堂(こうじゅどう)薬局  

東京都三鷹市にある漢方薬専門の薬局です。
女性の悩みや、原因の解らない解っていても治らないなど、自律神経失調症・不眠症・頭痛・めまい・耳鳴り・動悸・更年期障害・不安神経症・冷え性・腹痛・便秘下痢・膀胱炎・頻尿・糖尿病・生活習慣病・動脈硬化…

女性漢方薬剤師ですので、生理不順・生理痛・不妊症など女性の悩みや、
原因が解らない、解っていても治らない症状などお気軽にご相談ください。

眼精疲労・膝腰の痛み・神経痛・更年期障害・不眠症・自律神経失調症・耳鳴り・めまい・動悸・むくみ・頭痛・肩凝り・胃痛腹痛・便秘下利・咳・喘息・鼻炎・花粉症・アトピー・皮膚炎・生活習慣病・認知症予防・がん予防・高血圧症・糖尿病・頻尿・膀胱炎など、お一人お一人に合わせた漢方をご提案したします。

 

お客様の声《安中散》症例①

31歳女性

中学生の頃から時々、耳下と頚部に激しい疼痛があり、口を開くこともあごを上に上げることもできなくなっていました。

今回は2週間前から始まり、頚部に小豆大の塊があり、触れるとさらに痛みが強くなってしまいます。

 

クーラの冷たい風に当たると悪化するように感じ、入浴中は軽減する。

 

症状がでると、食欲が減少し、むかむか悪心がすることもある、足の冷えと顔色はいつもより青白くなる。

 

《漢方処方》

安中散合五積散

 

《解説》

安中散:桂枝・延胡索・牡蛎・茴香・甘草・縮砂・良姜

実寒証を改善する漢方薬で、一般的には冷えによる胃痛、腹痛、生理痛に良く服用されています。

 

今回は症状がでると食欲が低下し悪心もあることから、

胃腸の(寒邪)実寒証と同時に、

冷え(寒邪)が長期に耳下から頚部に停滞と考えられ、

また長期間の寒邪の留滞は、気血の停滞となりそれにより滞った部位が塊のなったと鑑別した。

 

*女性は服用開始から痛みは軽減され、そのまま安中散を2週間ほど服用して頂きました。

小豆大の塊も小さくなり触れても痛みはなくなりました。

 

その後、寒邪の停滞を予防しさらなる病状の軽減と原因体質の調理のために漢方薬を変方。

《漢方処方》

玄武理中湯合安中散

 

《解説》

寒邪(実)が侵入し留滞するのは虚があるから。

自分の体の陽気を高め、虚を補う漢方薬を主としました。

 

*その後痛みと塊もなくなり、

現在ご自分の病状の原因体質の悪化を防ぐために漢方薬を状況環境に応じて服用を続けております。

 

 

安中散:桂枝・延胡索・牡蛎各3.0;茴香・甘草・縮砂各2.0;良姜1.0

実寒証

 

 

 

 

健康のためにどんなに食事には気をつけていても、睡眠不足だと健康を保つことはできないと断言できます。びっくりマーク

 

必要とされる睡眠時間は年齢に応じて異なります。

 

良質な睡眠こそが健康の要ですよ~。

 

小学生は 9時間~12時間

中高生は 8時間~10時間

成人は  6時間以上

高齢者は 寝床で過ごす時間が8時間以上にならない事が目安

 

年代別に必要な睡眠時間の他に、

 

漢方では、

虚実陰陽の体質(証)によっても睡眠時間が異なってきます。

 

虚証《正気の虚衰で邪気をさけられず局部的または全身的に機能が減弱した病態、身体的に衰弱を呈する病態》

実証《正気と病邪とが争い局部的あるいは全身的な過剰反応の病態を呈すること》

陰虚《陰液や精血が不足し、衰弱した状態》

陽虚《陽気の不足またはその機能衰退、一般的には気虚と腎陽の衰えのこと》

 

虚証で陽虚の方は、

比較的長時間の睡眠が必要になります。

 

虚証で陰虚の方は、

日頃短時間睡眠でも元気に動いてしまう疲れているのに動いてしまう体質で、

不眠症になりやすい体質といえます。

動き過ぎや汗のかきすぎ、ストレスなどでだんだん眠れなくなってしまい、

寝不足はさらに不眠症を悪化させてしまいます。

 

実証の方は、

短時間睡眠でも元気に動けることが多いですが、

いずれ虚に転じてしまいます。

食べ過ぎや、イライラ、ソワソワといった化火が強まると眠れなくなります。

暑がり、怒りっぽい、大声で笑う、日頃から声も大きい、じっとしていない、ようなタイプです。

 

但し実証で「血瘀」血流の停滞が長期間続いている体質は、

一晩中眠れない。

全く寝た気がしない。

逆に、

一日中眠く起き上がれない状態となってしまいます。

 

 

漢方では、

不眠は、

肝心腎、特に心との関わりが大きいとされます。

心は精神活動を司り、

肝は自律神経と関係があるとされます。

 

良質な睡眠のためには、

五臓のバランス、

特に「肝」「心」の虚実陰陽のバランスを調えることが必要です。

 

五臓全体の虚実陰陽バランスの調節を司る中枢が「腎」となります。

 

心地よい睡眠がとれないということは、

五臓の特に肝腎心の虚実陰陽のバランスが崩れ、

 

また崩れていということである。

 

 

無理をして寝不足をしている方、

 

寝たいのに眠れない、

眠りが浅い、

 

睡眠障害が大病につながらないように、

より健康になるために漢方薬で虚実陰陽を調えてみては如何でしょうか。

→ご予約をお願い致します。飛び出すハート

 

 

 

 

 

 

 

皮膚病は、

①最初に発生する皮膚炎

 

②最初の皮膚炎の上に現れる別種の皮膚炎

初めはカサカサ乾燥かゆみがあり、掻くとミミズ腫れになる状態の患部に、

じくじくした湿疹が現れたりする。

 

③最初に発生した皮膚炎の消退後に起きる皮膚疾患

長期間過度に掻いて摩擦により、皮膚が肥厚したり、

吹き出物が出来ていた部位の皮膚の色素沈着ゆ、えぐれて陥没しているなど。

 

そして、

同じ部位に原因が違う、別種の皮膚炎が同時起きる事はおおくあります。

 

お肌の炎症は、

五臓六腑の内臓の状態を現しています。

特に関係する臓腑は、

肌肉→脾(胃)

表皮→肺(大腸)

繰り返し長期化する原因は、肝と腎が要です。

 

 

皮膚炎は顔面、手足の内側や背中、お腹、首など現る部位に現れます。

発現する部位と内臓にも関連があります。

 

体の表《身体の表面、つまり皮膚や皮膚に近い筋肉や神経》は、

経絡《全身に分布し気血をめぐらせて生体の恒常性を保っている機構で、経脈と絡脈とからなる》により、

体の裏《表に対する言葉、身体内部の臓器、消化管》とつながります。

 

 

皮膚炎の種類

お顔だけではなく、

お肌の色や状態は、五臓六腑《五臓(肝・心・脾・肺・腎)と六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)のこと》の、

バランスのとれた気機によって保たれます。

ぜひご相談ください。

 

ご予約

 

 

 

 

皮膚のトラブルは、

体表面(表皮)・表皮の内側(肌肉)に分かれています。

 

表皮は、

皮毛腠理(汗腺)の状態と関連する「肺」と、肺と相互相対な「五臓」の病状。

 

肌肉は、

体を構成する気・血・水の過不足や停滞と、

気・血・水を作り出す「五臓」とその中の「脾」の病状。

脾《消化・代謝系や水分調整をするところ、五臓の1つ、中焦に位置する》は、肌肉の状態に直結している。

 

五臓《肝・心・脾・肺・腎のこと》は相互相対的に、

それぞれの役割において、代謝運搬、養営、疏泄、解毒をおこない、

人体に必要な気・血・水液を作り出し構成し、体の内外を防衛している。

 

有害な物の侵入を防ぎ、炎症を抑え、

不必要で有害な物質を解毒排泄する。

 

これらの働きが損なわれると、

人体の、表皮肌肉に病状として現れてします。

 

 

隠疹(いんしん)とは、

皮膚に出現する淡紅色、赤色、茶褐色、白色、無色(肌の色)の疹粒。

突然発症し痒い。

現れては消えるを繰り返し、慢性化することも多い。

 

①表皮の炎症「風邪」急性病

1.風の中には体に有毒で害となる物質(ふうじゃ)、

ほこり、花粉、土埃、細菌、ウイルスなど様々浮遊しており、

それらの邪による炎症反応でる湿疹、かゆみ、アレルギー性皮膚炎。

 

表皮の皮毛腠理(汗腺)は、

風邪(ふうじゃ)に対して汗を出し、汗腺を引き締め防衛している。

その表皮の状態を管理している臓器は「肺」。

 

肺が疲れると、

その防衛能力は萎縮し炎症する。

 

2.有害物質を含む風は、冷たい風、熱い風、湿気が多い風、

寒熱湿により現れる病状に違いがある。

《風寒邪》

感冒の引き始めにおきる悪寒発熱、時には咽痛を伴うこともある。

隠疹は全身に現れるが、特に頭面(顔)、手足など外気にさらされる部位に多い。

《風熱邪》

体中全身に発症し、赤みがつよく、丘疹《皮膚面から盛り上がった発疹》がくっきりと大きいものが多い。

《風湿邪》

体や関節の重苦しさを伴うことも多く、湿気が停滞した部位にじくじくとした湿疹が発症。

 

漢方用語の風邪(ふうじゃ)とは、「かぜ」と読むのが普通ですね。

その通りに、表皮が「かぜ」をひいた状態です。

「かぜ」をこじらせると長引いてしまいますね‼

 

 

②飲食、情志の乱れ、疲れなどによる五臓の乱れによる肌肉の病状(慢性)

五臓とは《肝・心・脾・肺・腎》で、

五臓は六腑《胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の総称》と共に機能している。

 

急性の風邪による表皮の炎症が長引いてしまい慢性化した場合にも、

表から内へ、

臓腑の病状になってしまう。

 

1.食べ過ぎ、もともと胃腸が弱い。→脾胃

2.心配事や不安感など情志の乱れ。→心肺

3.もともと原気が不足している、過激な運動や、寝不足、疲れによる消耗→腎

4.ストレスでいらいら→肝胆

5.五臓六腑のバランスが崩れ気血水液の過不足

 

原因は様々ですが、

その方のもともとの体質と生活環境、自然環境などにより、

病気の原因体質(病証)となってしまいます。

 

お肌のトラブルは、

塗り薬や抗ヒスタミン剤、ステロイド、抗生物質、ビタミン剤だけを長期に使用しても、

改善されないことが多いと思います。

 

もっと、ご自分の体と心を大切にして改善していくためには、

内臓改善が必要ですね‼

 

 

ぜひお試し下さい。ご予約

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなに科学が進歩しても、人間の体の仕組みは数千年前と変わらない。

女性が子供を授かる可能性が高い年齢も、そんなに延びているわけではありません。

どうしても35歳を過ぎ40代になると、

妊娠率は下がり、妊娠しても育む力が弱くなります。

 

今は結婚して子供を授かることが、人生の幸せだという価値観は薄れているようです。

しかし、

健康が幸せであることはいつの時代もかわりません。

 

幸せな結婚は健康寿命が延びるともいわれております。

もし結婚して人生を共に生きたい人と巡り逢い、

もし子供が欲しいと願った時に、

その時には、

妊娠しやすい健康な体質を維持しておきたいですね‼

 

若い時からホルモン剤での対症療法を長期間続けるより、

より健康により幸せになるために、漢方薬で体質をバランスよく調理しておきませんか⁈

 

自分の体質を識り、

自分の体と心と幸せは、

自分自身で守りましょう。

 

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