"スポーツの普及"という目的と今の時代に適した新しい国体に! | 【学童や子供会などのイベント企画に】運動会やスポーツレクリエ―ションなど

【学童や子供会などのイベント企画に】運動会やスポーツレクリエ―ションなど

イベント主催者の味方!イベント企画に最適な運動遊び(参加型レクリエ―ション)で子供の笑顔があふれるイベントにしませんか?

10月2日(土)に"千葉国体"を見に行ってきましたので、そこで気づいたことを書きたいと思います。

今年の国体の開催地は千葉県で、9月25日から始まりました。
千葉の市町村ごとに、開催される競技も分かれており、競技の種類は合わせて37にも上ります。

そこで今回は、浦安市で行われている空手と、
市川市で行われているハンドボールを見に行ってきました。

まずは、空手を見に浦安市運動公園総合体育館へ。
最寄駅は、舞浜駅ということで降りる人の大半がディズニーランドに行く方々です。
いったいどれくらいの人が千葉国体が開催されていることを知っているのだろうとも考えてしまいました。
というのも、舞浜駅付近で国体に関するものを見かけたのは、この案内表示のみだったんです。

チェンジメーカーを目指す広報マンブログ

規制などがあり、設置すること自体たいへんなのだと思いますが、
期間限定の機会なので、これしかないというのは残念ですね。
逆にハンドボールをやっている市川市内のJR市川塩浜駅と東西線南行徳駅には、

駅前に国体の幟(のぼり)が置かれていましたので、舞浜駅ほど地味ではありませんでしたが。。

さて、現地へ行くと会場までの動線には、スポーツ用品や地域の特産品の販売が行われていました。
これは推測するに、協賛企業への配慮や地方文化の発展に対応した比較的新しい取り組み

なのだろうと思います。


チェンジメーカーを目指す広報マンブログ


続いては会場の中へ。
空手のコートが4面とれるほどの広さでかつ電光掲示板まで設置されており、立派な体育館でした。

チェンジメーカーを目指す広報マンブログ


ただし、この浦安の会場で感じた問題点が2つあります。

1つ目は、客席の問題です。

この体育館が元々国体に合わせてつくられたわけではないと思うので、
席数が少ないのは仕方のないことだと思うのですが、
1階は関係者席として、椅子がたくさん置かれていながら空席が目立つ一方、
2階の一般席は立ち見をする人々であふれているという状況に違和感を感じてしまいました。

同じ問題はもしかすると、駐車場の台数もあてはまるかもしれません。
収容可能数の問題で、人が多く来すぎると対応できなくなる→広報を控える
という考え方のプロセスを主催者側が持っているのではないかと思われます。

1階に有料席をつくるなどの思いきった取り組みをしてみてもよいのではないでしょうか!?

2つ目は、競技ごとに開催市町村が分かれているという
国体の仕組みそのものについてです。


例えば、浦安市運動公園の場合、運動公園というだけあって、

野球場やサッカー場、テニスコートまであります。
しかし、浦安でやる競技は空手と決まっていて、野球場などは使われていない状態になっています。

ハンドボールも含めて、特に体育館というのは最寄駅から遠い傾向にあり、
今のままだと1日で複数の競技を見ることは非常に難しい状況です。
これは、あらゆる競技が行われているという国体のメリット
十分に活かされていないと捉えることもできるのではないかと思います。

どの市町村も地元でいずれかの競技を開催したいという思いはあれ、
見る側の視点に立ってみると、開催会場をもう少し限定して、
複数の競技を見られる環境を整えることも必要なのではないでしょうか!?

さて続いては、ハンドボールを見に市川市塩浜市民体育館へ。
私が見た2試合のうち、1試合はサッカーで言うPK戦までいき、もう1試合も接戦で最後まで決着がわからず、
いずれの試合もたいへん見ごたえがありました。

チェンジメーカーを目指す広報マンブログ


そこでもったいないと感じたのは、
会場にハンドボールの一般的な情報が用意されていないということです。

正直なところ、見に来ているお客さんは、出場チームの応援団など、
以前からハンドボールに馴染みのある方がほとんどでしょう。
しかしこれからのことを考えると、特にメジャーとは言えないスポーツは、
国体というイベントが、知ってもらうのに非常に有効な機会だと思われます。
そこで、事前に広報することはもちろんのこと、国体以外でその競技を
いつどこで観戦することができるのかという情報がある方が親切な気がしますし、
国体をこのような位置づけにしてもよいのではないかと考えます。

そして最後に、一部繰り返しになりますが、タイトルにもあるように、

スポーツ全体の広報としても、これだけの競技が開催される

国体は非常に魅力的なイベントだと思います。

ですので、始めての人向けに、例えば
・得点がたくさん入るスポーツを見たいならハンドボールを勧める
・自然と一緒に楽しめるスポーツを見たいならボートを勧める
など、競技の紹介以前に、どういうスポーツを見てみたいかという項目をつくり、
それに沿って競技の紹介をするといった情報提供をホームページなどでできると
元々国体が目的としているスポーツの普及にもつながるのではないでしょうか!?