道祖神は、悪霊を退散させ、道行く人々を守る日本古来の神
であります。
(三原市須波町入口の道祖神)
別名を「障の神」・「塞の神」(さえのかみ)とも言われます。
さえの神は、伊弉諾尊が黄泉の国から逃げ帰るとき、追いかけ
て来た黄泉醜女(よもつしこめ)を食い止めるため投げた杖か
ら生まれたと言われています。そこから邪霊の侵入を防ぐ神に
なりました。
道祖神には男女の像や性器をかたどったもの、形はいろいろ
ありますが、石でできている点が共通しています。
形からもわかるように、道を守るだけでなく、夫婦和合の神
として信仰されています。また須波町の道祖神は子授けの神
としても信仰されています。