全国の神社については、皇祖(こうそ)天照大神をお祀りする
伊勢の神宮を別格の存在として、このほかを氏神神社と崇敬
神社の二つに大きく分けることができます。
氏神神社とは、自らが居住する地域の氏神様をお祀りする
神社であり、この神社の鎮座する周辺の一定地域に居住する
人々を氏子(うじこ)と称します。
これに対して崇敬神社とは、こうした地縁や血縁関係以外で、
個人の特別な信仰等により崇敬される神社を言い、こうした
神社を信仰する方を崇敬者と呼びます。神社によっては、由緒
や地勢的な問題などにより氏子を持たない場合もあり、こうした
神社では、神社の維持や教科活動のため、崇敬会などと言った
組織が設けられています。
氏神神社と崇敬神社の違いとは、以上のようなことであり、一人
の方が両者をともに信仰(崇敬)しても差し支えないわけです。