「お食い初め」儀式の意味! | 皇后八幡神社のブログ

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広島県三原市須波西にある「皇后八幡神社(こうごうはちまんじんじゃ)」のブログです。

赤ちゃんに生後初めてご飯を食べさせる儀式が「お食い初(ぞ)め」

 

です。一般的には生後百日に行われることから「百日(ももか)」と

 

言われます。お食い初めには、子供が一生食べ物に困らないよう

 

に、また丈夫な歯が生えてなんでも食べるようになり、健康に育って

 

いってほしいという願いが込められています。古くは平安時代から

 

行われていました。

 

お食い初めの正式なしきたりでは、お膳の上に男の子は朱塗りの

 

椀、女の子は外側が黒塗りで内側が朱塗りの椀を準備します。

 

箸は、柳の白木を用意します。

 

椀の内容は、一汁一菜が基本で、一の膳には鯛などの尾頭付きの

 

魚の焼き物などが並び、近所の河原や氏神の境内から拾ってきた

 

丸い小石を「歯がための石」として添えます。これは丈夫な歯が

 

生えてきますようにという願いが込められています。二の膳には

 

紅白の餅を添えます。赤ちゃんに食べさせる「箸役」は祖父母など

 

年長者か、両親のいずれかが行います。赤ちゃんの口元まで運ん

 

でいって食べさせる真似をします。赤ちゃんはまだ固形物を食べれ

 

る時期ではないですが、ご飯を一粒だけでも食べさせることが、

 

お祝いになるのです。