チクたくBaseball Life -5ページ目

チクたくBaseball Life

高下 沢(こうげたく)です。日々の生活や野球のことを書きます。


新育成システムを発表して、半年が過ぎた。

私が運営をさせてもらっている、兵庫・和歌山両球団には多くの高校生、それに関わる大学生や独立リーグを志す若者が次々と入学、転学をして集まってきてくれた。

当初の読みと外れる部分もいくつかあったが、思っていた通りにレベルの高い高校生が集まってきてくれた。
そんな高校生達は、プロ野球球団を相手に投げている。
どの選手もみな、レベルが上がっている事は確認出来たが、嬉しい誤算は皆、人間的に大人になっていると感じる場面が多々ある事だ。
返事一つとっても、話を聞く姿勢も変わった。

ここで私が感じた変わったとは、坊主頭で相手の目を見てハイハイと返事をする姿勢ではない。
相手の話聞いて、自分で消化して返答をする事。すなわち自分で考えて行動しているかだ。

彼らは相手に好意的にうつるよう返事はしない。
こちらもそれを求めていない。

まずは自分で考えること。そして考えて口にする事。相手に気持ちよく好意的に返す返しなど社会に出てからでも改善出来るからだ。

所属選手のほとんどが高校野球もしくは、大学野球を経験した。
私を含め彼らは、考える前に返事をしてしまう癖がある。
技術的にもそれを感じる場面が、試合でもある。

ここにきたからには、他には学べない事を学び身につけて次に進んで欲しい。

やる事はたくさんあるが、シンプルに考えると突き詰める点はそんなに多くないとつくづく思う。


今年からスタートした、キッズクラブ。
和歌山、兵庫ともに受付窓口を一本化し、業務を効率化した。
担当選手には、事前にキッズクラブの理念を理解してもらい、安全に・楽しいを心がけてもらいスタートした。

両球団ともに当初の予定通り、応募してくれた参加者自身の顔がとても充実している様子。
話を聴くと、選手が優しく声をかけてくれる。友達が出来たとの事。

このクラブをきっかけに、野球を、スポーツを始めてくれれば、、
そう思い次回も選手達が役割を認識して子ども達と接する。

鳴尾浜での試合。
前日の打撃練習で柵越え連発の森田投手は、野手で試合に出場。

実は森田選手?投手は、私の高校の後輩である。
彼が高校三年時、芦屋大学との教育提携がスタートしており、大学のスカウティングで母校を訪れた事がきっかけで声をかけた。
ブルペンでの立ち投げで144キロを計測。とんでもない球質と伸びしろを感じる素材に衝撃を受けた。
しかし彼は迷った末、進路を東京国際大学へ。

おととし、私は全国を回る中で、東京国際大学へ行った際ブルペンの隅っこでシャドーピッチングをする森田投手に、4年ぶりに出会った。

現状はストライクを取りきれず投げる事はないとの事。彼にふたたび声をかけた。素材は間違いない。改善は小さなきっかけだけとふんだからだ。

彼はブルサンに入り2年が経過した。怪我もあったが何より実戦でチャンスを掴む事が難しくいた。

おとといの練習で、加藤秀司SDが

「こいつ打者やん。プロの打球やでこれは」
本人が納得をいかなければ転向はさせたくない。
加藤秀司SDはいつも選手の意思を最大限に尊重する。本人に確認をとりまずはやってみようとなった。

さっそく、特大のホームラン。3安打の活躍。
投げてもほしいが、田中も、山川も、向谷も、、、

きっかけはそう。小さな事。

だからこそ、小さな事を大切にしてほしい。