自分で考える | チクたくBaseball Life

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高下 沢(こうげたく)です。日々の生活や野球のことを書きます。


新育成システムを発表して、半年が過ぎた。

私が運営をさせてもらっている、兵庫・和歌山両球団には多くの高校生、それに関わる大学生や独立リーグを志す若者が次々と入学、転学をして集まってきてくれた。

当初の読みと外れる部分もいくつかあったが、思っていた通りにレベルの高い高校生が集まってきてくれた。
そんな高校生達は、プロ野球球団を相手に投げている。
どの選手もみな、レベルが上がっている事は確認出来たが、嬉しい誤算は皆、人間的に大人になっていると感じる場面が多々ある事だ。
返事一つとっても、話を聞く姿勢も変わった。

ここで私が感じた変わったとは、坊主頭で相手の目を見てハイハイと返事をする姿勢ではない。
相手の話聞いて、自分で消化して返答をする事。すなわち自分で考えて行動しているかだ。

彼らは相手に好意的にうつるよう返事はしない。
こちらもそれを求めていない。

まずは自分で考えること。そして考えて口にする事。相手に気持ちよく好意的に返す返しなど社会に出てからでも改善出来るからだ。

所属選手のほとんどが高校野球もしくは、大学野球を経験した。
私を含め彼らは、考える前に返事をしてしまう癖がある。
技術的にもそれを感じる場面が、試合でもある。

ここにきたからには、他には学べない事を学び身につけて次に進んで欲しい。

やる事はたくさんあるが、シンプルに考えると突き詰める点はそんなに多くないとつくづく思う。