現役校閲ウーマン、櫻本妙子です。
校正は機械がしてくれても
現在ではまだ完璧ではありません。
いつの日か校正者や校閲者が
いらなくなるほど
機械がやってくれる日が
くるのでしょうか？
私が校閲者になったばかりの頃は
電子書籍は少なかったのに
今ではずいぶんと増えました。
でもそれによって文章が統一され
個性が出なくなったら
つまらないよね？と
想像しながら
ミルクティーを飲んでいます。
小説では一人称を
登場人物によって使いわけるパターンも
あります。
私と書いて「わたし」なのか
「わたくし」なのか。
または〇〇さんと話すときは、私。
親友と話すときは、あたしなど。
パターンがわかれば素読み校正の段階で
そろえていきます。
ブログ内では一人称をコロコロ変えると
誰のことを指すかわからなくなりますから
気をつけましょう
例えば友達との会話を
ブログに載せるとします。
「うちは〜でさ、〇〇だから…」
「そうなんだ。私の場合はね…」
その人が前後の文で自分のことを私と
ブログに書いていたら
後者の「私」と書いているほうが
そのブログの書き手だと
読者さんは思います。
でも、友達との会話中は
その方は「私」ではなく「うち」と
言うから、という理由で
載せていたら？
説明がなければわかりませんよね
で、なんか違う？と思いながら
読み続けて
「あ、『うち』って言っている人のほうが
ブログの書き手さんのことだったのね。
どうりで意味がわからなかったわけね
」
となります。
そこまで根気強く読んでくれていれば、
の話ですが。
勢いでブログを書いていると
こういうことが起こります。
初めましてのお客様、
あなたのことをよく知らない方にとって
意味がわからない文章を読まされる
ことは、ストレスを感じさせます。
わからないものを読むストレス、
あなたも感じたことありませんか？
お客様にそういうストレスを
感じさせないように
見直しをしましょうね
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