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お気に入りの・・・、の続きは、映画、本、文章、音楽、物など何でも入ります。楽しいことばっかり書き込みたいと考えています。

スウェーデンの新進女流ミステリー作家オーサ・ラーソンが2003年に発表したデビュー作で、権威あるスウェーデン推理作家アカデミーの最優秀賞に輝いた注目の意欲作です。事件の舞台はキルーナという北極圏にある小さな町です。北極圏の冬の寒さがひしひしと伝わってきます。中盤までは話がなかなか進展しない気がするんですが、最後は怒涛の展開です。ただ、スウェーデン語から英語に訳されたものを日本語に訳したものであることと、訳者が悪いのでしょうか・・・主人公のレベッカが突如人が変わったような言葉を口にしたりするんです。英語ではおそらく、GOD DAMN IT! なんでしょうが、「くそったれ!」はないでしょう。そんな言葉を口に出す女性ではないはずなんですが・・・。
スウェーデンでは映画にもなってるんですね。下の写真がそうです。


オーロラの向こう側 (ハヤカワ・ミステリ文庫)/オーサ・ラーソン

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ひさしぶりに聞いた故郷の町の名は、首都で働く弁護士のレベッカにとって、凶事の前触れだった。北の町キールナの教会で若い説教師が惨殺されたのだ。そのニュースが流れるや、事件の発見者で被害者の姉のサンナから、レベッカに助けを求める連絡が入る。二人はかつては親友の仲であり、レベッカ自身もその教会とは深い因縁があった。多忙な弁護士業務を投げ捨てて、レベッカは北へと飛びたった……北欧発傑作サスペンス