お気に入りの・・・最近読んだ本 | お気に入りの・・・

お気に入りの・・・

お気に入りの・・・、の続きは、映画、本、文章、音楽、物など何でも入ります。楽しいことばっかり書き込みたいと考えています。

FINE DAYS (祥伝社文庫)/本多 孝好

¥689
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死の床にある父親から、僕は三十五年前に別れた元恋人を捜すように頼まれた。手がかりは若かりし頃の彼女の画。僕は大学に通う傍ら、彼らが一緒に住んでいたアパートへ向かった。だが、そこにいたのは画と同じ美しい彼女と、若き日の父だった…

フクロウ共和国の王女からの紹介で、本多孝好、道尾 秀介のほんを読んでみました。FINE DAYS には四つの短編が入ってます。どれも不思議な世界のラブストーリです。


ラットマン (光文社文庫)/道尾 秀介

¥637
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結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。次々に浮かび上がるバンドメンバーの隠された素顔。事件の真相が判明したとき、亮が秘めてきた過去の衝撃的記憶が呼び覚まされる。本当の仲間とは、家族とは、愛とは―。

ミステリーです。犯人は?二転三転します。ちなみにラットマンとは下図、おじさんに見えたり、ネズミに見えたりします。

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雨はコーラがのめない (新潮文庫)/江國 香織

¥464
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はじめて雨に会った日のことは、忘れられない。凍えそうに寒い、十二月の、雨の日だった。濃い栗色の巻き毛をした雨は、オスのアメリカン・コッカスパニエル。私たちは、よく一緒に音楽を聴いて、二人だけのみちたりた時間を過ごす。もちろん、散歩にも行くし、玩具で遊んだりもするけど。甘えたがりの愛犬との特別な日常や、過去の記憶を呼び覚ます音楽について、冴え冴えと綴った好エッセイ集。

少し前に江國香織の「とるにたらないものもの」というエッセイ集が面白かったのでもう2冊読んでみました。雨というのは彼女のペットの犬の名前です。このエッセイ集は音楽を、それぞれの歌が取り上げられていています、半分以上の曲を知っていたので懐かしい思いで読みました。


泣く大人 (角川文庫)/江國 香織

¥518
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女性に圧倒的な人気を誇る作家、江國香織のエッセイ集。初の男性誌連載だった「男友達の部屋」をはじめとする、最近10年間の著者いわく「『泣く大人』の記録」である。

全4章のうち「雨が世界を冷やす夜」「男友達の部屋」「ほしいもののこと」では、日々の生活のなかで、家族、友人を巻き込みながら起こるできごとを、簡潔で、潔ささえ感じる文章で書いている。ときに読者をも共感の渦の中に引き込んでしまう、そんな現実感もにおわせながら。

最後の章「日ざしの匂いの、仄暗い場所」では、著者の本にまつわる思いを、日記、レビューの形で記している。それぞれのレビューも単なる書評ではなく心に響くエッセイとなっているのは、さすがである。

約10年間という、時の流れの中での環境の変化というのは、刻一刻と姿を変える日々の生活の積み重ねであることを感じさせる。著者も、それを改めて見つめ直すことで自分自身が「泣く大人」になったことを確認している。

著者は「子供は泣かない生き物である」という視点を持ち、その視点が「泣く大人」を生みだす。「泣く大人」は実際に涙を流せる人であり「心から安心してしまえる場所」を持てた人であるという。そして本書には、そうなれたことのうれしさが、ちりばめられている。ストレスなどで、とかく無理をしがちな大人たちに「泣いてもいいんだよ」とエールを送ってくれる、いつでも手の届く所に置いておきたい本である。(望月樹子) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。


最後のⅣ部では本が取り上げられてます。読んでない本を探してみようと思います。


推理小説 (河出文庫)/秦 建日子

¥637
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会社員、高校生、編集者…面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中、出版社に届けられた原稿には事件の詳細と殺人予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という要求が書かれていた…最注目作家、驚愕のデビュー作。
読んだ後で分かったんですが、この本、「アンフェア」というドラマだったか映画だったかの原作だったんですね。篠原涼子が主演だったんですね。本書では冷たい感じの美人のはずなんですが・・・?