抱きしめたい!51 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。

今こっちの妄想楽しくなっちゃったから、
少々お付き合い下さいませ。
ごめんなさいm(_ _)m

今日すごい忙しかった…疲れた…。
もう今年も終わりますね。
テレビ忙しいぞ~♡
あー年末と年始の話なんも考えてないや…( °ཫ°)










【Side 松本】


二宮がトイレに席を立った時、チャーンス!…と思ってたのに。


僅か1分程で入れ替わるように入ってきた翔くんに隠す気もなく舌打ちをする。


「…んだよ、俺が来ると都合でも悪いのかよ、松本先生?」


「まっさかぁ。櫻井先生いらっしゃって嬉しいなぁと思って、投げキッスしたんですよ。チッ。」


「憎ったらしい奴…智はこんな大人になっちゃダメだぞ?」


「? 松本先生優しいよ?」


「そうだよなぁ智~♪」


ほれみたことか!


と言わんばかりにドヤ顔を向けると、今度は翔くんが大きく舌打ちする。


アンタもしてんじゃねーか。


「おいらねえ、松本先生も翔くん先生も優しくて好きだよー。」


ニコニコ平和の象徴みたいな笑顔で交互に見られ、可愛くて目眩がする。


なんだよそれ。


可愛くて目眩って。


親が子どもにとかならわかるけど、男性教師が男子生徒にって…。


…あ、翔くんも同じこと思ってそう…。



「飯、どーする?」


二宮遅いな、と思っていると、翔くんが腕時計を見て口を開く。


「買いもんは昼飯分だけだったし、外出るかまた買い出し行くか…でも作んのも大変だろ?適当に食いに出ねえ?」


悔しいことに翔くんはこういうところが本当に気が利く。


そうなんだよ、5人分て結構重労働だから。


智もいるんだし飯作ることは好きだから全然いいんだけど、こうやって気にかけてくれる人がいることは気が救われて有難い。


…悔しいけど。(2回目)


「俺はどっちでもいいけど…外食って他の生徒や教師に見つかる気がしてリスクねえ?」


「まぁ、確かに…個室とかならいけるかな?出入りもあんま見つかんねぇ店とかあればいいんだけど…」


「…おいら達、邪魔…?」


智が心配そうに見上げる。


そんなわけないと慌てて翔くんと2人で否定する。


「特別だから、他の生徒に見つかったら特別扱いバレちゃうだろ?」


「おいらとニノ、特別?」


「「すっっげーーー特別っ!!」」


──智がな!


という一言はお互い飲み込む。


智はそれを聞いて嬉しそうに微笑む。


あーほんと可愛いな。


にしても、あんま他人にバレないような店か……


そう考え、ふと思い浮かんだのは小太りであるここのマンションのオーナーの顔だ。


「…あっ、このマンション、住民のカードキーでしか入れない小さいレストラン入ってるわ。」


数回使ったことがある。


オーナーが趣味でやってる、上層階を使っている決して広いスペースではないレストラン。


普通に美味いし結構リーズナブルなんだけど、不定期に開店するから計画的に友人を誘えないためすっかり忘れていた。


俺基本自炊人間だし。


そこならマンションの住民の関係者しか入れないから、誰かと鉢合わせる可能性は限りなく低い。


…まぁ、やってればの話だけど。


「いーじゃん!聞いてみようぜ。で、開いてなければ自炊にするか。俺が作ろうか?」


「い、いい、いい、いい、いい、いい。要らない。ありがとう気持ちだけで十分だよ大丈夫マジで何もしないで頼むから本当に。」


「そう?悪いねいつも!」


翔くんに昔作ってもらった時の悲惨な状況は脳裏に焼き付いている。


二度とキッチンに立たせたくない。


あんなに料理のできない人間がいるのかと驚いたものだ。


まだ猿の方が綺麗にキッチンを使えるだろう。


後片付けが引越し準備くらい大変だった。(←どこまで言うの)



電話をしてみると、レストランはラッキーなことに開いていて。


「何があるの?」


「基本的な家庭メニューがほとんどだったかな。ハンバーグ、カレー、オムライスにクリームシチュー…」


「カレーとクリームシチュー!」


智はやったぁー!と両手を上げて喜んだ。


「好きなの?」


「うん!大好き!かーちゃんのが一番好きだけど、皆で食べるなら多分もっと美味しいよね!」


「そうだね。」


思わず頬が緩む。


ほんと、小学生みたいだな。


極めて良い意味で。



決定した夜の予定を相葉くん達に告げようとリビングに行くと、


相葉くんの背後で突っ立って肩に手を置き天井を見上げ、下半身に テントを張りつつヨダレ垂らした生徒が1人………。


相葉くんは反応のない二宮を気にしつつもテスト用紙(今は3年生分らしい)を作成している。


…二宮、マッサージしてただけでそんななってんの?


ほんと、中坊みたいだな…。


極めて悪い意味で。



二宮がすぐトイレに行った後、相葉くんが「夕飯どうするー?」と聞いてくる。


「あ、その件なんだけど」


俺がレストランの説明をすると、相葉くんが目をキラキラ輝かせる。


「知らなーい!何それー?!楽しみ!生徒分は俺らで割り勘して行こうよ!」


「あ、おいらお金持ってるよ!」


相葉くんの提案に智が片手を挙げる。


「いーよ。お前らのは俺が奢る。」


…俺が無理矢理こさせたわけだし…。


でも、と渋る大野の頭をぽんと撫でる。


「その代わり、テスト頑張れよ?」


「…うんっ!えへへ、ありがとう松本先生!」


翔くんがハンカチを噛んで悔しがるような口をしてるのを視界の端に捉えたけどガン無視。



「ねーねー、このマンション他に施設ないの?」


相葉くんが興味津々といった顔で尋ねる。


「あるよ。ジムとか、銭湯とか。」


「「銭湯?!?」」


食いついたのは相葉くんと大野だ。


「行きたい!」


「おいらもー!!」


「広いかなぁ?!おーちゃん、楽しみだね!」


「うんっ!皆で入れるねー!」


「サウナあるかなー!俺サウナ好きなんだー!」


「おいら入ったことない!入ってみたいー!」


盛り上がる2人を見て、翔くんが「おい」と俺の肩を叩く。


「…だ、大丈夫か?その…色々。」


「や…流石に大丈夫じゃね?…智にもモノついてんだよな…うーん…めちゃくちゃ可愛いし今すぐ抱 きたいけど普通に裸 見るだけっつーのは…風呂とか公共の場で俺興 奮すんのかな…」


「変なこと想像してんじゃねぇよ!!!💢…じゃなくて!二宮だよ!」


「あ……やべぇか。」


やっぱ銭湯はやめとこう、と言おうとするも、2人の盛り上がりは遠足直前の学生のようで。


「背中流しっ子しよう!」


「するー!泳げるかなぁ?」


「うひゃひゃ、俺泳ぐの速いよー!」


「知ってる!相葉ちゃんプールの授業生徒ぶっちぎりで泳いでたもん!」


「「プールの授業で本気出して生徒抜く教師かどこにいんだよ!!!!」」


…くっ、また翔くんとかぶってしまった…。


「ここだよ~!つって。くふふ、仲良しさんだね~!」


「ねぇ~!んふふ。」


天然2人がふにゃふにゃ笑う。


「「仲良くねぇっつの!!!!💢」」



つうか…やっぱやめようだなんて言い出せねぇぇぇ…。


案の定、二宮は風呂の話を聞いて愕然とした。


そりゃそうだろう。


肩揉んだ位で 勃 つし、白衣姿見て鼻血出して倒れんだから。



……二宮、今日生きてられっかな……。