伝承工芸品びんてまり制作開始! | みぽぽんの平和な日々

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てづくり工房minamiのみぽぽんが、自然がいっぱいののどかな街で、のんびり暮らす平和な日々から一転。大都会へ…。
都会の喧騒から逃亡するように、酒と温泉を求めて、ぬいぐるみと旅をする日々です。

今回の旅の1番の目的は、

第26回愛荘町ふるさと体験塾に参加する為。枠は30人ですが、毎回募集が多く、抽選になるそうです。


なんと3日間で、この美しいびん手毬を作る事ができるのです!

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参加費は26000円。
交通費、宿代は別だけど、3日間のお昼、懇談会の夕食一回、半日観光なども含めての費用です。

先生の素敵なびん手毬を、26000円で買うか?へたっぴでも自分で作るか?の選択でした  で、


参加して作ってみよう!


となったのです




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星びんてまりについて
手毬がなぜ瓶の中に入ったのか?その由来は定かではなく、江戸時代末期に、愛荘町に嫁いだ嫁入り道具の中にびん手まりがあり、これがこの地に伝わる最古の物と考えられているが、昔家にあったのを見たとか、古くから嫁入り道具とされていたらしい。

明治時代には、愛荘町の寺などでびん手まりの製法が教えられていたが、1973没の女性を最後に、技術は伝えられる事なく途切れた。

しかし、びんてまりの保存を…という声により、作業をいつも見ていて作り方は知っていた夫の協力により、町民有志によって講習会が行われ、現在は、伝承芸能愛知川びん細工てまり保存会が結成されている。平成10年から、町外向けのふるさと体験塾がはじまった。今回が26回目である。

まるく(家庭円満)、中がよく(仲がよく)見えるという事で、新築祝や嫁入り道具に喜ばれている。





先生方の作品の美しいこと

デザインの美しさはもちろん、サイズぴったりに瓶の中に入る手毬!
不思議ですよね

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こんな難しそうなもの。ある程度手芸が出来ないといけないのか?と思いきや、初心者でもOKなのです!
 

私は人より手芸はする方だけれど、手毬は作った事もなく、きちっとした作品はどちらかというと苦手
作ってみたいけれど…申し込む前に電話で問い合わせましたよ。 


“毎年、手芸の出来ない男の方も、興味を持って参加されたりするんですよ。大丈夫ですとグッ



会場は、こんな本格的…
キンチョー滝汗滝汗滝汗滝汗
9時から開会式です。

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まだ誰もいないからといって、ふざけている場合じゃないよ滝汗滝汗

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東海や西日本中心ですが、私以外にも関東からも参加している方もいます。中にはやはり男性も。

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ふるさと体験塾の実行委員長や、観光協会会長…その他、いろいろな方のご挨拶。
こんな本格的だったとは!!


開会式が終わると、部屋を和室へ移動し、9:30〜12:30まで、いよいよ制作へ!



手毬は、ある程度下地はできています。
この下地の作り方がミソなのですが、その辺りはぴーーと…


ブログでUPしても大丈夫ですか?と、観光協会の方に確認したところ、あくまでも愛荘町の伝承技術なので…そこはゴニョゴニョとボカして下さいとの事でした。
この体験塾以外では、実際に愛荘町に住まないと、この技術を伝える事はできないそうです。


土台は作られているけれど、作り方は体験塾に参加すればちゃんと教えてもらえます。
ただ最初からやると3日間では無理なので…ということです。

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この糸で模様を作っていきます。
もちろん、柄は一番簡単なものです。


持参したのは、まち針と針山、糸切りハサミ、目打ち、メジャー、これだけでよいのです!!


手毬を作る作業は、普通の手毬の作業と一緒なのかな?作ったことがないので、わからないけど

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ここからは、写真を撮ることができないので、イラストでお楽しみ下さい



席は自由。隣は岐阜から参加の女の子と、東京から参加の男性でした。
先生は10人くらいだったかな?
やはり3日間通うということで、年配の女性が多いです。仕事していたら無理よね


私と女の子は飲み込みが悪いから、刺し方もわからなくて、“せんせーーい!パー”と、呼んでばかりでしたてへぺろ

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色の選び方は自由。
1つとして同じ柄にならないそうですよ。


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午前中で、ここまで進みましたが、糸が緩くてボヨボヨだー

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お昼の仕出し弁当は、もちろん愛荘町の店。豪華ですね

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びんてまり風の和菓子付き

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愛知川銘菓のふたつのびんてまりは、創業慶応元年、江戸時代から続くしろ平老舗さんと、近江八幡のたねやで修行をした菓匠吉福庵さんのもの。
注文すると、最終日にもらえます。




さぁ、初日の午後は、観光バスで愛荘町半日観光です!!

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つづく