善と悪は常にリバーシブルであり、
誰かにとっての正義は
反対の立場の人にとって悪となってしまう。
そういうわけで
「視点を上げると 善悪という判断基準は機能しない」
というのは、すでに定着しつつある考え方。
同様に
「視点を上げると 損得という判断基準は機能しない」
と言えるのじゃないか？
それは
「人生全て塞翁が馬」みたいに
いい馬が手に入って喜んでいたら
最愛の息子が落馬して大怪我
落胆したが結果兵役を免れた
というような
吉事が凶事の原因となったり
またその逆があったり
という意味がひとつ。
もうひとつは
吉事か凶事かは当事者が自由に決めていい
という意味。
誰もがアンラッキーと思う事
というのはまあまああるけれど、
それでも仮定的に塞翁が馬的発想をして
吉事だと決めることも可能。
(忘れ物をして取りに帰ったのは
事故に合わないためだったに違いない、とか)
吉事だ、凶事だと反応せずとも
「おしなべて普通」と淡々と過ごすことも。
そして、こと損得に関しては
損だ得だと一喜一憂しないのが
いいような気がする、という事を
一連のお金に関する動画を見て思ってしまったー。
交換においては
どちらが得、どちらが損
というのではなく
「つり合いの取れた交換」があるべき形。
サービスや商品に対して
自分では出来ない事、やりたくない事を
自分では作れない物、手間がかけられない物を
かわりに提供してくれたことに
感謝を持って相応の対価を支払う。
地域通貨では
このことが当たり前に実践されている。
「お金のやり取り」イコール「損か得か？」
みたいに考えない、という事で
日常の商取引においても
気分の上でそれを実践できるんじゃないかと。
「同じものが別のサイトの方が安かった」
と後で知ってもことさらに「損したー」と
思わないっていう程度のことなんですが。
自分はその時
その商品にその値段の価値があると
思って購入を決めたのだから
その金額を支払って
ありがたくその商品を使う。
その時、別のサイト云々は関係ない。
という感じ。
合わせて、実際の損得だけでなく
得を期待しての行為も
もう良いかなぁと思ってしまった。
「きっぷよくお金を使うと循環が良くなって
自分のところにより多くのお金が戻ってくる」
ということを聞くし実際そうなのかも知れない。
「金運アップのために断捨離」
それも効果があるのかもしれない。
そういう情報に
どっぷり興味津々だった時期のある私ですが、
だからこそ思うのです
損得を考えない方が
楽だし、清々しい♡
お金を使う時は「損得」じゃなくて
お互いに感謝し合う交換として使う。
断捨離する時は
純粋にスッキリすると気持ちいいから
捨てる。
考えるのはそこまで！
それで良いように思える。
スピ的な？情報の中にも
「〇〇するためにはどうしたらいいか」とか
「これこれをしたら〇〇になれる」とか
もっとだと
「今すぐ(〇月〇日までに)これこれしてください」
「これこれしないと危険」
という物がいっぱい💦
生きるってそういう感じだっけ！？
これじゃ
結果を期待したり、恐れたり
ばっかりになっちゃうよー。
感謝すれば幸せになるのかも知れんけど
幸せになるために感謝するんじゃぁなかろう。
そもそも幸せはなるもんじゃなくて状態。
強いて言えば感じる又は気づくもの！？
損得は考えなくていいんじゃないか？
という事を思った時に
こういうことも思ってしまいまして
「スピリチュアル」という言葉に
少し違和感を感じています。
私にとって「スピリチュアル」は
目に見えないものの存在を肯定しつつ、
生き方とかあり方に言及するものという認識。
ちょっと言葉は悪いけれど
そのあたりはどうでも良くなってきてしまった、
のかなぁ？
最近とても気に入っているのが
「行き当たりバッチリ！」という言葉。
「いやー、行き当たりバッチリだったわー」とか
「今日も行き当たりバッチリに違いない」などと
口にすると無敵な気持ちになれる。
やりたいと思った事をやって
損得とかをあまり気にしないようにすれば
結局なんでも「行き当たりバッチリ」
なんですが。
そんなわけで
こちらのブログのタイトルを
「日々是スピリチュアル」から
「行き当たりバッチリ備忘録」に改めます♡
行き当たりばったりで生きていると
すぐに色々忘れてしまうので
そのための備忘録。
今後ともよろしくお願いします♡