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こちらの続きです
最低最悪な母親
まだ幼い小1のむすめちゃんに、この言葉を伝えるのは、
まだまだもっと大きくなってからだと思っていました。
なぜなら、この本に出合ったのが、高校生か大学生。。。
それでも十分ショックを受けた。
でも、もう大きかったから、
「それでは自分でなんとかしなくちゃいけないぞ!」と、
自分を頑張らせてくれる言葉として、胸に刻んだ。
この言葉を小1のむすめには絶対言ってはいけないと思っていたのに、
何を言っても響かないむすめに、私はもう言うことを止められなかった。
斎藤茂太さんの本に出合う
茂太さん、ご存じですか?もう他界されているので、知らないかな?
有名な精神科医さんで、お父様は歌人の斎藤茂吉さん、弟さんは『どくとるマンボウ航海記』を書いた北杜夫さんです。
この方の本が好きで読んでいました。もう中古でしかないのかな?こちらです。
文を要約・抜粋します。
『大人になれない子どもたち』
(精神科)診察日に母親が来た。母親だけというのは、ほとんどマザコンか病識のない分裂症の場合とみていい。大学へは登校せず、音楽をやりたいと楽団を頼ったが、相手にされなくなった。それでも音楽をやりたいと言い続けて、毎日ブラブラ暮らしている。大学には音楽部はあるが、集団生活はいやだと入部しない。たぶん同学の学生にコンプレックスがある。
考えられる原因として次のことがある。
第一はきわめて純粋であること。1つのことに打ち込もうとする。社会性に乏しく、はなはだ子どもっぽい。物事を主観的にしかみれず、非現実的なものの見方しかできない。
第二にきわめて考えが甘い。「音楽はやりたい」というのに、「音楽で食べていく」とは言わない。一人前の人間なら考えて然るべき「それで生計を立てる」という意識が薄い。
永遠に親が面倒をみてくれるものと錯覚しているフシがあり、「親が君より早く死ぬのだよ」と言うと、そんな話、初めて聞くと目を丸くする若者が多い。
第三は現実から逃避していること。現実を真正面からみつめたら、楽団から見離された時点で、音楽をあきらめるか、死に物狂いで努力するはずだ。願望だけが優先して、それを達成するために努力しない。欲望と不満のみ過大で、チャレンジ精神がついていかない。
第四は決断力がないこと。何事も自分で決められずウジウジして、過大な願望を持つことで、現在の決断を避けようとしている。優先順位を決めるのが怖い。決断ができなくて、パニック状態に陥る。
こういう青年に共通しているのは、いつまでも幼児性を持ち、除去する努力を全くしていない。つまり、大人にもなれず、また、大人になろうともしない子どもたちである。
私の大切な本で、何十年もずっと大切に持っています。
親におんぶにだっこ。
コミュ障すぎて、高校に行くのも嫌で、ちょっとだけ休みながら行っていたり、
せっかく入った大学を地元から東京まで出て行ったのに中退したり、、、
そんな自分に喝を入れてくれた本。この青年を自分に重ねて、反面教師に考え、頑張った。
親は自分より先に死ぬ。親がいなくなったら、私は自分で自分を食わせていかなくてはいけない。
今、読み直しても、心に刺さりますね。
あぁ、私は、ずっと幼児。大人になれきれず、なろうとする努力も足りていない、もうおばちゃん(´;ω;`)
親の次は、夫におんぶにだっこ。あの頃とあまり変わっていないかも?恥ずかしい。。。
あ、でもね、茂太さんの本のスタイルは、こういうことではないんですよ。
この本の題は『人生が楽しくなるヒント』です。
茂太さんは、小さなことにくよくよしないで生きていこう!と、みんなを元気づけるような本を書いている方だ認識しています。
長くなったので、続きます
お読みいただき、ありがとうございました(*^^*)