母子移住、もう2カ月で5年ですよ……後編 | コツブニッキ

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40歳を過ぎたら、20代の頃より人生動いてます。

昨日の続き。

夫が熊本に来る数日前、私は興味本位で「マヤ暦」の鑑定をしてもらいました。

古代マヤ文明の統計学?

占い? よく解ってませんが難しそうです。

とんでもなく当たっていて、私の特性が羅列してありました。

しかも「こうなったらいいな」と考えていた望みが「もしかしたら叶う可能性があるかも」と思えるような事も書いてあって、ワクワクしたし、自分の人生に意外な希望の光を見出せたのです。


しかも嬉しい事に鑑定者さんが「勉強のために」と夫や子どもらのマヤ暦も教えてくれました。

そしたら私と夫はズバリ、互いに惹かれ合う関係でした。

とてもバランスの良い家族だと。

しかも前の夫の子の長男が、私達を結びつかせていると。

確かに2人は血縁関係はなくとも信頼関係が強い。


夫の持つ特性を聞いていて、確かに「そういう人だよなー」と感心したんですが、それって移住する前の夫の姿でした。

移住してからは私、夫の良い所をまるで見てこなかったな、とそこで、はたと気付いたのでした。


移住してからの夫は私の中で

「家族より仕事を、東京を取った人」であり、

1人で頑張る私を認めてくれない人」でした。

そのレンズを通して見るので、夫の一挙手一投足が憎らしくて憎らしくて。

たまに会っても気持ちはすれ違い。

自分が辛いのは相手のせい。

思いやってなどやるもんか、みたいな感じで憎しみ合ってきたのです。


家族としても夫婦としても終わってますよね。

私はもう、離婚してスッキリしたいと腹を決めてたんです。

離婚後の生活のため、生活費の工面なども考えていました。


それがですね、いざ夫が熊本に来て「さあ決着をつけよう」とまで話していたのに。

私は何故か、夫の良いところしか見えなくなっていたのです。

今まで散々粗探ししてクサクサしていたのは何だったのか?

トゲトゲした気持ちがまるでなく。

まるで自分が別人になったような感覚でした。


夫の方も「もしかしたら離婚」という気持ちがあったせいか、いつものように寝てるだけ、のだらしない態度を見せませんでした。

気まずい様子も全然なくて。

わからんです、私がそれを気にしなくなっていたのかもしれない。

何があった訳ではないのに、しかも決着つけようと話していたのに。

何故か、移住する前よりお互いを思い遣るようになっていたのです。


そうなるとマヤ暦では関係性に意味があるし、熊本の男性の冷たさ、男尊女卑を聞いていた私は「この人みたいな優しい男性と、この土地で出逢うのは不可能かもしれない」と感じ、急に夫が「替えのきかない人・大切な存在・手放したらいかん」と思えるようになったのです。


私の接し方が変わったせいか、夫の態度は好かんたらしい様子に変わりました。

「人は変えられない。自分が変われば自然と相手は変わる」を肌で感じた出来事でした。

サリバン先生に井戸水をバシャバシャ浴びせられながら、水を肌で感じ「water」の文字の意味を腑に落とした瞬間のヘレン・ケラー、みたいな気持ちでした。

当然、勝手な想像ですけど(・_・;


そのくらい、自分の急変は衝撃でした。

離婚どころか逆転、復縁してしまいました。


今まで夫とのメールのやり取りは重度のストレスでした。

文句の言い合い、責め合いでした。

ジジババに孫を合わせない私は、親不孝だとなじられていました。

私の考え方のせいで家族がバラバラだと。

私は自分がいかに大変か訴える事しかしてきませんでした。

メールだって、ほとんどやり取りがなかった。

私のもうダメ助けてメールはスルーされる事が多く、それで更に落ち込んで。

今は、日々の子どもの話、夫を気遣う事が自然と文字に出来て、ほぼ毎日メールしてる。


夫が仕事を愛している事も伝わりました。

心配だけど、出来る事をしてあげるしかない、と気を取り直し、食べ物や浄水器を送っています。


私の意識が変わったのは、マヤ暦で気付いた他にも理由があると思います。

自分を変えたくて、進化したくて、6月あたりから手当たり次第に新しい物事に挑み、取り入れてきました。

そっちの影響もじわじわ効いてきたような。

何が効いた、と一概には言えないけど、とにかく意識が激変しました。

自分の変化と共に、他の状況も好転しているように感じます。

不思議です。

何がどうなるか解りません。


そういえば、私が自分の生き方を選ぶきっかけになったのは、2度目の結婚でした。

夫が私を、私らしく矯正してくれたのかもしれません。

……なんてことでしょう!

今までスルーしていた事に、気づけるようになっている。

やはり、脱皮したらしい。


ひと皮向けた新しい皮膚感覚で、幸せを噛み締めていこうと思います。


長かった

読んでくださって、ありがとうございます。