こんにちは！
自分だけの「好き」×「才能」で
あなたの貢献はもっと広がる！
使命発掘ライフコーチの松野麻由子です。
「人生開拓ストーリー」と題して、
振れ幅が大きい人生を、
どのように開拓していったのか、
について書き記して参ります。
自分の「好き」に従って生きて来たからこそ、
開拓されていった人生です。
今回は第4回目。
人生で最初の大きな転機を迎えた10歳。
ある日突然、母が失踪しました。
その出来事が自分に与えたインパクトと、
それをきっかけにした当時の決意について
お伝えします。
第1回目：「3歳。初めての冒険！（おつかいじゃないよ！）」
第2回目：「5歳。自分の中の悪を知る」
第3回目：「8歳。大嫌いなヤツと大嫌いな自分」
毎年年末年始は、
父方のいとこのお家に家族でお邪魔していました。
でも私が10歳になるその年は、
母が風邪を引いたとのことで、
父・弟・私の3人だけで出かけました。
少し残念な気持ちはありつつも、
お年玉も沢山もらい、
従妹のお兄ちゃんお姉ちゃんとも楽しく遊び、
意気揚々と自宅に帰って
お母さんに報告しようと思っていました。
「ただいま～！」
と家に入ると返事がありません。
あれ？お買い物？
と思って父に聞くと、
「お母さんは、おばあちゃんの具合が悪くて、
しばらく大阪に行って帰ってこれないんだ」
と説明されました。
当時から、人の顔色や空気を読むことができた私は、
それが「嘘」だと直感で感じました。
でも、それをどう伝えていいかも分からないし、
何となくお父さんを困らせると思い、
その話に納得したふりをしていました。
本当の理由は良く分からないけど、
いつかは帰ってくるだろうと
何となく思っていたのですが、
それから1週間、2週間、1か月たっても
お母さんは帰ってきませんでした。
「お母さんはいつ帰ってくるの？」
と聞いても、言葉をにごされるだけで
要領を得ませんでした。
やっぱり事実を知りたいと思った私は、
父がいない時間に、
何かわかるようなものがないかと
父の机の中を探り、
母からの手紙を発見しました。
まだ漢字がそこまで読めなかったものの、
辞書を使いながら、
「離婚」と「別居」
という文字を読み、
状況を理解しました。
そして、母はもう帰ってこないのだと
いうことがわかり、
すごく悲しい気持ちになったことを
今でも覚えています。
母が突然いなくなってからも、
日々の生活は続いていきましたが、
母がいなくなったことで、
生活が大きく変わっていきました。
私の中で一番悲しかった変化は、
母に会えない寂しさよりも、
これまでの優しい父では
なくなってしまったことでした。
母はとても心配症で、
いつも何かと怒られて、
門限が守れないと外に立たされていましたが、
父が帰ってくるとお家にいれてもらえたり、
母にダメ、と言われているものを
許してくれたりと、
私の中では「優しいお父さん」
でした。
それが、母がいなくなったことで、
毎日の料理・洗濯・家事全般を
仕事をしながら父がこなすことになり、
怒る頻度も増え、
甘えたり頼ったりし辛くなっていきました。
私は小さいころから
「しっかり者」と認識されて育ったので、
日々の生活でいっぱいいっぱいの父は、
不器用だった弟のことで手一杯になり、
私は強制的に自立せざるを得ない状況になりました。
母がいなくなった10歳を境に、
私が本心を家で出すことはなくなりました。
その代わりに自分がとった行動は、
・自分だけは自分の本心を理解しておこう
・外に居場所を作ろう
というものでした。
しかしながら、
自分の本心を理解することも、
外に居場所を作ることも
一筋縄ではいきません。
自分の中で起きる葛藤や、
学校で起きる人間関係の悩み、
将来の進路や決断など、
悩み苦しみながら
自分で解決する術を探る日々でした。
誰にも頼れない。
と固く心を閉ざしたまま、
外に居場所を作ろうとする行為は、
外の顔と、内の顔を
どんどん乖離させていくことになりました。
そんな不安定な状態から始まった10代前半は、
色んな試練が待ち受けていました。。
改めて振返ると、自分頑張ったね～
って泣けてきました(´;ω;｀)
次回は、「いじめ」がキーワードの
10代前半についてつづっていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました✨