『オリソン・マーデン 成功の原理原則
』 オリソン・S・マーデン
オリソン・マーデンは全く知らないのですが、監訳者がレバレッジシリーズで有名な本田直之さんだったので、借りてみました。
で、そのオリソン・マーデンさんですが、このかたは1850~1924年に生きていた方で、ビジネスで大成功をおさめた人のインタビューを掲載する『サクセス・マガジン』を創刊された人とのこと。
つまり今よくある自己啓発本の元祖的な存在です。
ちなみに名著『思考は現実化する』のナポレオン・ヒルは、この『サクセス・マガジン』の後の編集長でもあったということを聞けば、このオリソン・マーデンさんのすごさが少しはわかるのではないかと・・・。
この本はそのオリソン・マーデンさんの著書をまとめたものになりますので、書かれたのは100年前の物ですが、成功の原理原則ですから、今でも色あせることはありません。
それよりビックリしたのは、伝記で読んだトーマス・エジソンや、ジョン・ロックフェラー、アンドリュー・カーネギーへのインタビュー記事が後半には掲載されているのですよ。伝記の人物のインタビュー記事ってちょっと驚きです。
前半の部分は、自己啓発本を色々読んでいると出てくることばかりなので、目新しさはないのですが、この後半のインタビュー記事は読む価値ありかと。あとは各章のタイトルそのものがすべてを語っているので、目次だけを見るだけでもいいかもしれません。
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目次
序文
第1部 成功の種はあなたの中に眠っている
第1章 今勝者でなくとも、勝者らしく振る舞いなさい
・外見はあなたのショーウィンドウ。勝者の風情で人前に立つこと
・自信にあふれた態度を取れば、人はあなたを成功者とみなす
・「勝者」という役になりきること。外見はもちろん、内面も
・頭に思い浮かべた通りのことが実際に引き寄せられてくる
・自信を失った時こそ、 「勝者の姿勢」があなたを導く
第2章 人類最大の敵、「疑念」を遠ざけなさい
・同じ渓流で釣りをして釣果に10倍の差がつく理由
・大事な岐路に立った時、 「疑念」があなたに声をかける
・拙速な位の方が、ぐずぐずと決断を先延ばしするよりずっといい
・疑念を追い払うには、目の前の計画にとにかく手をつけること
・障害を味方にしよう。苦難を乗り越えた自信が疑念を遠ざける
第3章 強く願うことが、そのとおりの現実を引き寄せます
・「自分は将来、この国を統治する」と書いた12歳の少年
・いくら強く願っても、いっときの熱情では夢は実現しない
・あなたの周りを満たすエーテルに、夢の材料はすべて含まれている
・小さな思いつきをずっとあたためていられるか
・願望を抱くことは「種をまく」こと。種には芽を出す力が備わっている
・かたい芝生を突き破って頭を出す新芽は、それまでよりも強くなっている
・飢え死にしそうなときにも、夢を追いつづけられるか
第4章 敗者の烙印を自分に押してはいけません
・劣等な人間だと思い込ませる過酷な烙印
・現代でも劣等の烙印は押されている
・劣等感は無実を有罪に見せ、豊かな才能を踏みつぶす
・階級制度は劣等感の温床となる
・安っぽい手近な仕事についてはいけない
・環境があなたに劣等感を刷り込んでしまう
・「自分が劣等であろうはずがない」。そう思い込んでいればいい
第5章 「私はこうしたい」と断言しなさい
・聖書は「わかってください」とお願いなどしない。確信に満ちて断言する
・人に押されて坂を下るか、自分で押して坂を上るか
・消極さを追い払う心理的法則
・まず断言し、そしてすぐに行動に移すこと
・ポジティブな姿勢を作り出す、朝一番の自分との対話
・「どうもチャンスに恵まれない」といえばいうほど、チャンスは遠ざかっていく
・自信にあふれた「断言」の力が、奇跡を起こす
第6章 あなたの強みを活かす仕事につきなさい
・父の願いとは逆でも、天職の誘いは断れない
・生計のためではなく、 「やらずにいられない仕事」があなたの天職
・あなたが一番得意とするもの、一番しっくりする仕事は何かを問いなさい
・天職を見つけるのは何歳でもいい
・誰かの偉業を目指す必要などない。あなた自身の才能を発揮する場所を見つけること
第7章 たったひとつの明確な目標を持ち、それに集中しなさい
・パーティーの招待を断った文豪ディケンズ
・どんなに反対を受けても、非難を浴びても迷わない。 「目標」とはそれほど強いもの
・多くの才能を持つ必要は無い。たった1つに集中する人間のほうが強いのだから
・限られた力をあちこち注いではいけない
・力の矛先を1つに絞れば、大きな成功を手にできる
第8章 「神に選ばれし偏執狂」になりなさい
・汲めどもつきぬ強い思い、「熱意」が生み出す偉業
・偏執狂とバカにされた人たちが世の中を進化させてきた
・ターナーの作品への愛、靴磨きの親方の仕事への誇り
・ジャンヌ・ダルクの熱意は兵士も国王も動かした
・真実を伝え切れない主教、作り事を真実と思わせる名優
・ただひたむきに。世間の評価や嘲笑に惑わされずに
第9章 「やっつけ仕事」では何も得られません
・誠実さを取るか、目の前の効率を取るか
・いい加減な仕事をすると、最終的には割に合わない
・「やりかけの仕事」は「やりそこない」である
・「これで完成だ」などと、軽々しく言ってはいけない
・結びの言葉1つを考えるのに14時間かける
・下積みの時代を大切にできるか
・末節にこだわることに熱意を傾けるのは愚の骨頂
・仕事をはじめたら、「完璧」に仕上げよう
・自然がつくる1枚のみごとな葉っぱのように
第10章 助けがなくても、自分の力を頼みに進みなさい
・ヒバリの母は人間をよく知っていた
・運命の女神は、自身の力で立つ者に微笑む
・どんな不運に見舞われても、自分で道を作り続けた興行師バーナム
・囚人生活すらチャンスに変えた大作家
・生まれながらの才能も、運も学歴も親の財産も、あなたの成功を約束しない
・努力にも学びにも、元手は一切必要ない
第11章 あなたの内奥にひそむ可能性を呼び覚ましなさい
・羊に育てられた子ライオンが目覚めるとき
・新しい力が授けられたわけではない。自分の力に気づいただけだ
・自分の潜在能力を発見するのは人生最高の喜び
・小さなどんぐりに全ての可能性が秘められている
・とにかく試してみよう。あなたの中にどんな可能性が眠っているか、誰にもわからない
・あなたに訪れた困難が自己発見を助けてくれる
・眠り込んでいるライオンの子を起こせ
第2部 成功者、自らの人生をマンデルに語る
第1章 「電話の発明者」グラハム・ベル
第2章 「デパート王」ジョン・ワナメーカー
第3章 「石油王」ジョン・ロックフェラー
第4章 「発明王」トーマス・エジソン
第5章 「鉄鋼王」アンドリュー・カーネギー
訳者あとがき
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