『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法
』 ちきりん
この本ではそれまでに書かれていたブログの内容を修正・加筆したものになります。
書かれている内容は、自分としては「そうなんだよ
」と共感することが多く、ぜひこれを自分の考えと正反対の嫁さんに読ませたいと感じました。
書かれている内容は、自分としては「そうなんだよ
」と共感することが多く、ぜひこれを自分の考えと正反対の嫁さんに読ませたいと感じました。 例えば121ページの『「所有」という時代遅れ』というテーマに関して。
所有というのは、かくも不便で、原始的で、無駄の多い「使用価値確保の一手段」であり、消費者、生活者としては「いつでもどこでも使える」ことが確保できれば、多くの場合その手段が所有でなくてもよい
そのためにこの本では
①できる限りのものをデジタル化し
②できる限りの物をクラウド化し
③できる限りのものについて、レンタル市場化する
ということを薦めており、自分もどんどんデジタル化、クラウド化、レンタル化しているのですが、嫁さんは相変わらずアナログ、購入化で、どんどん家の中には使わない物が溜まってきている状態です。
過度の所有はとても醜い
そう思ってもらえたらいいのですが・・・。
他には「ゴールドカラー」という言葉出てきています(P141)
これは今まではブルーカラー(肉体労働者)、ホワイトカラー(知識労働者)と、主に2種類の労働者に分かれていましたが、そのホワイトカラーを進化させたような労働者のことをさすようで、
・行動範囲がワールドワイドである
・誰にも使われない人(会社に雇われていても、自分で主体的に仕事を進める。時には自分で会社をつくるような人)
という特徴を持っています。
そのゴールドカラーに自分の子を育てる方法として以下のように書かれています。
「いい大学を出て、いい会社に入れるように育ててあげたい」と考え、高い塾の授業料を払ってお受験をさせる家庭も多いでしょう。でもそういう方法では子供はホワイトカラーにしか育ちません。
(中略)
ゴールドカラーとは自分で道を選ぶ人たちです。小さい頃から「他人と違う行動」を褒めてもらえ、突拍子もないことを言い出しても応援してもらえる。そういう環境から彼らは育っていきます。ある意味では「素直な良い子」と対極にある子供たちの中から、そういう人たちが出現するのです。
まさに自分の家はホワイトカラーを育成している状態・・・・。
最後、特に声を大にして言いたいのがこれです。
確かに「体にいいもの」を食べ続ければ長生きできるかもしれません。けれど、 「おいしくはない(が、体に良いとされる)ものを100年食べ続ける人生」と、「おいしいもの、好きな物を50年ずっと食べ続ける人生」は、どちらかよいでしょう?
これは自分もよく言うのですが、嫁さんの回答は「おいしくはないものを100年食べ続ける人生」・・・。
と色々嫁さんに対する不満点を書いてしまいましたが、この本ではコミュニケーションについて、こう書いてくれています。
「人間同士、話せば分かり合える」と思うから辛いのであって、 「話の通じない人も一定比率でいる」と諦めれば、考えようによっては「今日は3割も話が通じた!」と喜べるかもしれません。お互い理解しにくい事を認めた上で、そこから工夫を凝らせばよいのです。
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