【読んだ本】 改めて「5S」を認識しよう | kottsunのLogノート

kottsunのLogノート

主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。


トヨタの片づけ 』 OJTソリューションズ
 
  自動車のトヨタと言えば「カイゼン」で有名な会社でもありますが、その「カイゼン」の手法として非常に効果的なのが、この本で紹介されている「5S」になります。
 
 「5S」はビジネスマナーなどで習ったかと思いますが、しっかり覚えているでしょうか?
 自分は「整理・整頓・清掃」までは覚えていましたが、「清潔・しつけ」は忘れていました。
 
  この「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」ですが、ちゃんと必要な順番になっていて、この本ではそれを順を追って説明してくれています。そしてそれぞれを具体的に説明してくれているので、「5S」の基本書として職場に置いておきたい1冊です。
 
=======================================
目次
はじめに
 
CHAPTER1 トヨタ流「片づけ」で仕事が変わる! うまくいく!
 01 「ムダ」という宝を探せ
 02 片付けは雑務じゃない。 「仕事そのもの」である
 03 書類を取り出すのは「 10秒以内」
 04 「きれいにする」がゴールではない
 05 モノを持つことは、コストになる
 
CHAPTER2 ムダを減らすトヨタの「整理術」
 01 「モノの放置」が全てを物語る
 02 捨てる「判断基準」を持ちなさない
 03 「いつかは使う」には期限をもうける
 04 人を責めるな。「しくみ」を責めろ
 05 「いらないもの」探しは壁ぎわから
 06 必要なものを必要なだけ持つ
 07 先に入ってきたものから、先に出しなさい
 08 「発注点」を決めなさい
 09 「使わないもの」「使えないもの」を明らかにする
 10 1年間使わなかった名刺は即刻処分
 
CHAPTER3 仕事を効率化させるトヨタの「整頓術」
 01 モノの置き場は、 「人の動き」で決める
 02 ワキが空かないようにモノを置く
 03 「使う頻度」で置き場を決める
 04 「使う頻度」で低いものはシェアする
 05 線を1本、引きなさい
 06 他人が30秒で探せるように「定位置」を決めなさい
 07 「見よう」としなくても「見える」が大事
 08 モノの「住所」を決めなさい
 09 どこに戻せば良いか一目瞭然の「姿置き」
 
CHAPTER4 トヨタ流片づけが「習慣化」する方法
 01 そうじも仕事の1つ
 02 「そうじしないで済むしくみ」を考える
 03 人によって「キレイ」は違う。だから点検を!
 04 「決めたことができない」のはリーダーの責任
 05 「片づけると楽になる」と実感する
 06 「きび団子」を用意する
=======================================
 
◆5Sの考え方
整理:「いるもの」と「いらないもの」を分け、 「いらないもの」は捨てる
整頓:「必要なもの」を「必要なとき」に「必要なだけ」取り出せるようにする
清掃:きれいに掃除する。日常的に使うものを汚れないようにする
清潔:整理・整頓・清掃の状態を維持する
しつけ:整理・整頓・清掃についてのルールを守らせる
 
 
◆「キレイにする」がゴールではない
物を右から左へ移動させ、きれいに「整列」させることは、トヨタでは片付けとは言わない。整理・整頓とは「捨てる技術」であると同時に、「必要なものを必要な時に必要なだけ取り出せるようにする」ことなのです
 

「終わると同時に処分」を徹底して行っていけば、デスクの上に書類が山積みなる事はありません。
 

◆「人を責めるな。しくみを責めろ」
人間はただでさえ、自分の失敗を認めたくない。その上、何か失敗するたびに、本人の責任を問いつめていたら、ミスしたときにそれを隠すようになります。そうなると、問題が見えなくなり、会社にとっては大きな損害です
 

◆棚の管理の基本原則は「三定」
①定位置(モノの位置:モノをどこに置くか)
②定品(モノの種類:どんなモノを置くか)
③定量(モノの量:どのくらいモノを置くか)

トヨタの片づけ/中経出版
¥1,365
Amazon.co.jp

トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして/ダイヤモンド社
¥1,470
Amazon.co.jp