『ぼくが教えてもらった「仕事で大切なこと」』 福島雄一郎
現在店頭で売れている『「ありがとう」があふれるお店の新米店長のノート
それで図書館でこの本を借りて読んだのですが、働くことについて、わかりやすく、シンプルに書かれており非常に面白い1冊でした。
現在はベテラン店長となっている著者の福島さんが、新人時代に店長や上司から教えてもらったことが書かれていますが、いずれも非常にうなずけることばかり。今は非常に雇用が厳しく、仕事の環境もよくない時ですが、こんなときこそ、この本に書かれているような仕事環境がもっともっと生まれて行けばと思います。
ちなみに自分が印象に残ったのは、以下の記述でした。
「成功の反対は、なんでしょう」
「失敗」
「残念、不正解。[失敗は成功のもと]と言われるように、失敗は成功するために必要なことです。他にありますか」
「・・・」
「それは、[何もしないこと]です」
何もしなければ、失敗もないし、成功もない。もちろん成長もありません。
先日ソフトバンクがアメリカの携帯電話第3位のスプリント・ネクステルの買収を行った際に孫社長も同じようなことを言っていました。
「何もしないよりは、やった方がいい」
まさにその通りですね。
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目次
第一章 働くって何?
1 やる気の木を育てる
2 腐る水、腐らない水
3 「がんばれと言われる環境」より「がんばれる環境」
4 自分の言葉に責任を持つ
5 なぜ遅刻してはいけないの?
6 「信用」と「信頼」
7 ホウレンソウの隠し味
8 2つのNGワード
9 お客様の目で見る
10 「もう一人の自分」をつくる
第二章 教えるって何?
1 育てないで、見守る
2 あえて教えない
3 失敗は成長のもと
4 働くアリ、働かないアリ
5 「自分の役割」を知る
6 仕事を任せる
7 叱る理由1
8 叱る理由2
9 ズルを許さない
10 主役は社員、管理職は演出家
第三章 仕事って何?
1 出すぎた杭になる
2 言葉にして、伝える
3 ネガティブなことを言わない
4 「会社が社員に求めること」と「社員が会社に求めること」
5 店長は船長
6 釣りの法則
7 手づくりPOPコンテスト
8 誰に、何を伝えたいのか
9 情報はナマモノ
10 究極のお出迎え
11 いちばん大切な仕事
12 「ナゼ?」を考える
13 魔法の言葉
14 今日もありがとう
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店長となった今も、私の仕事は、社員を頑張らせることではなく、みんなが頑張れるよう応援し続けることであると考えています。
あなたの職場に営業成績などの達成表はありますか? あったとしたら、それも個人の成績を評価するためではなく、仲間同士、声を掛け合い楽しく仕事をするためのコミュニケーションツールとして活用しましょう。
2つのNGワード
「なんで自分が」「でも、だって」
お客様によっても、見る場所、気になる場所、目線は違うのです。
「お客様の目で見る」 。当たり前のことですが、とても難しいことです
優秀な社員は、任されることを望んでいます。
優秀な上司は、責任を持ってそれを見守ることのできる人です。
「成功の反対は、なんでしょう」
「失敗」
「残念、不正解。[失敗は成功のもと]と言われるように、失敗は成功するために必要なことです。他にありますか」
「・・・」
「それは、[何もしないこと]です」
何もしなければ、失敗もないし、成功もない。もちろん成長もありません。
現場の働きがなければ、会社の業績はありません。
社員がいなければ、管理者の仕事はありません。
お客様がいなければ、社員の仕事はありません。
社員がマンネリを感じるような職場にしないこと。一人一人が常に何かに取り組める環境を作ること
社員一人一人が「自分が主役」という意識を持ち、より良い工夫ができるよう切磋琢磨してアイディアを出せるような職場になれば、スタッフそれぞれ仕事にやりがいが生まれ、きっと楽しく仕事ができると思うのです
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