『プレイング・マネジャー最強の仕事術
コンサルティング会社のタナベ経営の沖縄支社長である高島氏が、実際の現場を動かしているプレイングマネジャーに対して、またはプレイングマネジャーを目指す人に向けて、プロフェッショナルなプレイングマネジャーの道標として書かれた本。
読み始める前は正直なところ対して期待もしていなく、図書館で「マネジャー」という言葉に惹かれ借りてきた本なので、さらっと読めばいいと思っていたのですが、結構いいこと書いてあり、「これ買ってもいいかも・・・」 と思わせてくれる本でした。
サブタイトルにもある通り「100のヒント」ということで、どこから読んでもいいようになっています。そのため自分が迷った時やわからない時などに必要なところを読み返し参考書として役立つかもしれません。
ちなみにプロフェッショナルなプレイングマネジャーとは「先を読み、業績をつくり出せる人」とのことです。
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目次
第1章 現場で見るリーダーシップの誤解
第2章 成功するマネジャーの条件
第3章 コミュニケーション向上プログラム
第4章 プレイング・マネジャーの現場力
第5章 プロフェッショナル・マネジャーへの道
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手法に翻弄されず、思想を示して考え方の軸をつくることが重要
ビジネスにおける組織内のコミュニケーション能力とは、「やってほしい仕事を正しく理解し、早く、確実にやってくれること」
計画通りに進まなことに対して、まずはチェックがなされているかどうかを確認しよう。チェックをしないまま、環境などのせいにしてクヨクヨしない人は、単なる「楽天家」だ。
◆成功するための秘訣
1. 目標が常に明確であること
2. 他人よりも多くの時間、仕事に打ち込むこと
3. できるという信念を持ってやり通すこと
◆マネジャーに選べれる5つのステップ
ステップ1:自分の現状を正しく理解する
ステップ2:当たり前のことを当たり前にできるようになる
ステップ3:ウサギの耳・トンボの目・アリの足を持つ
(素直に人の話を聞き、広角的な視野を持つ。そして現場に足げく通う)
ステップ4:「次工程はお客様」という視点を持つ
ステップ5:「結局、どうしたいの?」という問いに即答できるようになる
◆プレゼンテーションなど、大勢の人の前でスピーチする「パブリックスピーキング」のコツ
1. 低~高レベル対象向きの話まで網羅する
2. 分かりやすく、面白く話すことを心がける
3. 目的と目標をはっきりさせる
4. 時間配分、起承転結(山づくり)に留意する
5. キーワード、事例を入れる
6. 間のとり方に留意する
7. 目の力、顔つき、堂々とした姿勢、ジェスチャー、声の大きさや高低に留意する
8. 聞き手全体を見る(反応を見ながら)
9. 原稿を書いても良いが、読んではいけない
10. 美辞麗句を並べるのではなく、一人ひとりに語りかける
40代の経営者に必要なのは「高い営業力」と「強い財務力」
◆マネジャーとしての考え方
1. 自分が目指すポジションを決める
2. バックキャスティングの思想で、逆算して今やるべきことを定める
3. やらざるを得ないように、自らを追い込む
目標には必ず125%を掛けよ
プレイング・マネジャー最強の仕事術
