あくまでも実践のための
「手段」にすぎない
ビジネス思考力を高めるとは「論理思考力」と「ひらめき」を得ること。
そしてこの本では論理思考力とは
①頭の中の「引き出し」の量・質を高めること
②その「引き出し」の整理・整頓すること
③そして「引き出し」を使って分析すること
そして「ひらめき」とは
④最後に「引き出し」を関連付けること
と定義しています。
では「引き出し」の量・質を高めるには?
それは「関心」と「仮説」を持つことです。関心を持って現象をキャッチすることで、「引き出し」の数を増やすことができます。そして関心をもったことに対して仮説を立ててみることで、「引き出し」の質を高めることができます。
次に「引き出し」の整理・整頓ですが、
先ほどの段階で立てた「仮説」を見極めるための「検証」がを行うことです。この「仮説検証」を繰り返すことで、ごちゃごちゃだった「引き出し」が整理整頓されていきます。またフレームワークと言ったツールを使ってその現象を「分解」することで、そのことが具体化していき、「引き出し」のものが見えやすくなります。
そして「引き出し」に張った事実や数字、ツールを利用して、根本的な本質や理由(Why)を見つけていくことが、「引き出し」を使って分析することになります。
最後の「引き出し」を関連づけること。というのは、色々な「引き出し」を使ってアウトプットしていくこと。「引き出し」の中に知識や情報をしまっているだけでは、何も価値がありません。それを色々組み合わせてアウトプットしていくことが重要です。
とにかく何をするにしても、ぼ~としないこと。常に関心の電波を張り、物事を考えることが重要ですね。
この本ではそのようなことを、色々な事例を使って紹介してくれています。小宮さんはディスカヴァー・トゥエンティワンより『ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)』
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目次
STEP 0 「ビジネス思考力」を実践する!
STEP 1 「現象」を正確に捉える!
STEP 2 「仮説検証」する!
STEP 3 「本質」をつかむ!
STEP 4 「ひらめき」を生み出す!
エピローグ ビジネスで成功するための「良い思考力」
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小宮一慶の実践! ビジネス思考力
