『1人1000万円の利益を生む人の創り方』 小原瑞穂 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

「がんばります」という単なる精神論はいらない!!
何をどうがんばればいいのか? 教えます!!

 
著者の小原さんはリクルートで数々の賞を受賞してきた人。また営業だけでなく、商品企画から人材採用まで、幅広くリクルートで仕事を行ってきているので、そのリクルートの秘訣を伝授してくれています。

個人的には、自分が営業職ということもあり、最初に書かれているヨミ表に非常に関心を持ちました。
営業日誌は過去の確認にすぎない。本来やらなくてはならないのは、どうやって売り上げをあげていくのか?
そのためには、現状の課題把握と解決策案、優先順位の整理、目標達成のためのストーリー作りが必要です。それがこのヨミ表があれば一目瞭然。
なんとか11月からヨミ表を自分に適合した物にカスタマイズして使いたく思います。

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目次

1章 最強ツール“ヨミ表”
2章 時間
3章 営業教育
4章 勝ち続ける法則
5章 仕事の意味を知る
6章 せっかく出会った仲間だから
7章 本音のコミュニケーションができるワケ
8章 ここまでやっても合わない?
9章 仕事を自ら創り出す
10章 巻き込む
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☆ヨミ表


35歳からの人生改造ノート  ~将来を良くするため、自分を創る努力~-ヨミ表

・メリット
①頭の中の整理整頓ができる
②成果に結びつく行動の優先順位が明確になる
③共有した対応策があり、自信を持ってことが進められる
④やるべきことが明確で具体的になっているのでスピードが上がる
⑤シュミレーションを行うことで、決裁権を与えることが出来る

・何を書くのか?
自分の持つお客様の進捗状況
①社名
②ポテンシャル(市場調査データ等)
③実績商品・金額(過去実績)
④提案商品・金額
⑤ヨミ
⑥状況・ネック(契約に至るまでの課題等)
⑦対応策
⑧〆日(対応策を実行する締め切り日)

・ポイント
これを各自オープンにし、みんなで対応策を考えることで、仕事のプロセスが見える化できるし、お互いの情報共有ができる。


☆メモ
・リクルートで、「なぜ」「どうしてそう思うの?」「どうしたいの?」「どう思うの?」という言葉を聞かない日はない。

「この仕事の目的は?」「この仕事の意味は?」とよく聞かれる。そうやって仕事をそぎ落とし、無駄の排除していく

・組織で学ぶことによって、「研修で教わった○○という考え方を使うと、××になるでしょう」というコミュニケーションができるようになることだ。要するに、研修によって、組織内共通言語を持つことが出来る

いいと思ったものは、まず、取り入れると決める。取り入れる大前提の下で、自分たちのものとすべく知恵を絞り、試行錯誤をする

・上司とてミスはある。それを、立場上ごまかすことも出来る。しかし、敢えて頭を下げる潔さ正直さにメンバーは感銘を受け、「この人のために」「この人について行く」と心に誓う。人として尊敬し理屈抜きのつきあいをしていくことになる

・当時は借金返済・会社倒産の意識から、無意識に仕事へのエネルギーが萎縮していた。何かスカッとしないのは、何のために働くかが、「世のため・人のため」から「会社の存続のため」に切り替わっていたからなのだ。「本来のあるべき姿に戻ろう!」と改めて社員たちが気づき、拍手を送っていたのである。

・発言は、行動する・実現させる第1歩なのである。そして、発言により、多くの知恵や知識が集まり、成功やゴールへ導かれやすくなる。

・対立した意見が出てこないのは「異を唱えられない不健全な組織」や「徹底的に考えられていない」ことから生じる

リクルート式 1人1000万の利益を生む人の創り方/小原 瑞穂
¥1,260
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■最後に、自分はどう変わるのか
毎週出している進捗表に、ヨミ表のパーツを追加して、自分の営業数字を見える化させる