仕事をしていて、「考えない人」が増えているように感じることがあります。
最近あった例ですが、流通の顧客からこんな問い合わせがありました。
「壊れても、データの読み書きができるUSBメモリ を紹介してください」
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ひとまず
「データの読み書きができるということは、壊れていないですよね。これでは壊れるの定義がよくわからないですよね」と返しておきました。
本来であれば、こういう問い合わせの内容そのものがおかしいと思い、メーカーに製品を問い合わせる前に、お客様に詳細を聞くべきでしょう。単純にお客様の問い合わせに対して深く考えず、自分の持っている情報ではわからないから聞いてみよう。と思った上での問い合わせだったと思います。
他には、クレームでこんな話がありました。
お客様
「購入したけど、現場で動かない。と問題になっている。半分がうごかんらしい!!」
そこで返事をしました。
「ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。ちなみに動かない。ということですが、何が動かないのでしょうか?」
お客様
「いや、ようわからんけど、現場でそんな話がでているから、おまえのところでそういう話が他からもあがっていると思って電話したんや」
私
「そうですか。弊社の方では、特に不具合の話は上がってきておりません。あと半分ということですが、実際何本ですか? 導入頂いたのが確か16本だったので、8本ですか?」
お客様
「いや、わからん。現場からはそういう風に聞いている。あとで現場から直接電話させるから」
ということで電話は終わりました。
ちなみにこのお客様はリーダー格の人でした。
本来なら現場で問題が上がっているのであれば、その詳細を確認した上で、メーカーに対してクレームを入れるべきだと思います。単純に部下から上がってきたことをそのまま受け、何も考えずメーカーに確認をとる。
結局のこの段階では「現場で何か問題があった」ということだけで、それ以上のことは何もない無意味な電話だったと思います。
常にその場、その場で考えていけば、仕事効率はもっと上がると思います。
上記2点のような場合、自分もムダな時間を使ってしまいますし、他人までにもムダな時間をかけてしまうことになります。
仕事の効率化を図るのであれば、まずは考えること。
それが重要だと思います。
あと、考えたことをノートに書いておくともっと良いかもしれませんね。