『セミナー講師になって稼ぐ方法 実践編』 松尾 昭仁 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

 昨日紹介した本は2006年6月に出版されたもので、今日ご紹介する本は2009年8月に
出版された本になります。

 この3年間でセミナー講師を取り巻く環境は大きく変化したとのこと。その理由は
セミナー講師の絶対量が増えたこと。
そのため、前作より格段に内容が深く、具体的に事細かく書かれており、学ぶべき点も格段に
増えています。

  セミナーの参加者をお客様だと思い、接することです。そして、
「また参加したい」と思って
頂くことです。何より、お客様は大切な
お金と時間を投資して学びにきていることを忘れないで
ください。
その意識を持ち続けられるかどうかがセミナーの成功を左右するでしょう。


 セミナー講師になるためのバイブル的価値のある本です。

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目次

はじめに

第1章   セミナー講師・主催者のメリットはこれだ!
        セミナー講師は、資格のいらない先生
        ネット全盛の今、リアルなセミナーが求められている
        すでにあなたは「プロ」です!
        情報は出し惜しみせず、常に現場でバージョンUPする
        普通の営業マンがナンバーワンになれるセミナー利用法
        初めてのセミナーで必ずやらなくてはいけないこと
        行列のできるセミナーを演出する
        セミナーリサイクル! 1回のセミナーで2倍、3倍の、利益を上げる
        一瞬であなたを先生に変える「三角形の法則」と講師デビューの場所
        セミナー講師の寿命はいつまで?

第2章   プロ講師の話し方
        方言や癖は「個性」の一つ
        適度な緊張は必要と心得る
        人前で緊張しすぎない5つの秘訣
        壇上での謙虚は、美徳にならない
        結論を最初に! 短い言葉で言い切れ!
        ジョークと笑いは大切。本音を語っても毒舌はダメ
        専門用語は使うな! 自分のノウハウにはカッコいいネーミングを!
        セミナー講師は目で語り、参加者を褒める!
        短いスピーチと長いスピーチ、どちらが難しい?
        間を制すものが場を制す、勇気を持って沈黙を!
        スピーチ内容50%?50%の法則
        事例とたとえ話は魔法のツール
        パワーポイントに頼りすぎるな!ハロー効果で説得力を増せ!
        ゴールから逆算してスピーチを組み立てる
        人気講師のマル秘テク。プライベートの小出しと決めぜりふ

第3章   最高の舞台の作り方
        セミナー会場の選定方法について
        セミナーの玄関
        司会者に求めるもの
        BGMを上手に使い、参加者をコントロールする
        会場は明るく、講師にはスポットライトを
        マイクは自前、演壇で心にゆとりを持つ
        なぜ、セミナー会場は寒いのか?
        高級弁当・デリバリーコーヒーで非日常を演出

第4章   セミナー主催者のマル秘テクニック
        会場を予約することからすべては始まる
        参加者は「すごい人」の話を聞きに来ている
        有名講師への依頼テクニック
        主催者には人を集める使命がある
        資料配付のベストタイミングとアンケートの100%回収法
        休憩時間の重視と細部への気配り
        おもてなしの精神がリピーターを作る

第5章   セミナーの超・集客法
        自主開催セミナーの命綱「ハウスリスト」の作り方
        「メルマガ・ブログ・SNS」どれが一番効果的?
        メルマガ有料広告で読者を動かす
        セミナー講師は顔写真が命
        他人のふんどしを使い、あなたのファンを増やす
        チラシ・FAX・DM・電話営業・口コミの上手な使い
        商業出版で一気に全国区へ!書籍にも仕掛けが必要だ
        セミナー料金以上の特典を用意する
        返金保証で申し込みを確実にアップ

第6章    セミナー講師の大切な心得
        セミナー講師は役者であれ!
        参加者の属性を知り、話題を選ぶ
        ホーム会場を決めよ! アウェーには注意せよ!
        たった1人にこだわるな! 集団の利益を尊重せよ!
        最初に学ぶメリット・学ばないデメリットを話す
        参加者だって話したい! 復習も兼ねてワークシェアの時間を作る
        板書が多い講師、時間を守れない講師は嫌われる
        「偉い」と「普通」を使い分け、懇親会終了まで先生を演じよ!

終わりに
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◆緊張をやわらげる方法
   ①首筋・背中を温める
   ②壇上に水を置いておく
      →心理トリックの1種
   ③初対面でないように仕組む
      →早く来ている人と名刺交換をして、軽く世間話をする
   ④参加者同士の緊張も和らげる
      →緊張感は伝染するので、参加者の緊張も和らげる
   ⑤準備を怠らない
      →不安な気持ちは、緊張の最大の原因

◆セミナー講師の話し方
   ・謙遜は、不安がつくらせる逃げ道です。謙虚になるのは楽な気持ちになれますが、決して
    参加者のためにはなりません。参加者は役立つ話を聴きたいだけなのです。虚勢を張るのは
    とても疲れることですが、胸を張って意地でも良いセミナーをするぞ、自分の話は聞く価値が
    ありますよとアピールするのが、セミナー講師としての正しい姿

   ・すべての話は「○○です。なせなら・・・」と結論を先に言って、その後に根拠を話す

   ・「一般的に・・・」「世間的には・・・」などの言葉はNG。参加者は講師の成功事例を聞きに
    来ているので、主語をすべて「私」にして、言い切ることが必要。

   ・具体的な形のないノウハウや理論は、ネーミングを付ける。
    ネーミングのコツは
     ①下品な言葉は使わない
     ②凝りすぎない(わかりやすい)
     ③長すぎない
     ④5個くらいにとどめておく

   ・沈黙の間を置くことが、参加者の聞く姿勢をつくる。そうすることで、場の空気が話しやすい
    ものに変わる。
     なお、間を作る時は、心の中で(1,2,3,4,5)と数える。実際は3秒程度

   ・何か新しいことを教える場では、参加者の半分がしっていて、半分が新しい情報という配分、
    つまり、50%-50%の内容であれば、聞いている参加者の満足度がもっとも高まる

   ・事例は人の記憶に長く残る

   ・パワーポイントをつくることに力を入れるのであれば、スピーチの練習をすること。
    その方が、よほど参加者を感動させるセミナーができる

   ・人を感動させた後に、行動を起こさせるのがセミナー講師の仕事

   ・最後の決めぜりふを用意しおく。良い話をしていても、最後が印象に残らないと、それまでの
    話の印象も弱くなる。


◆セミナー主催者のテクニック
   ・セミナーで用いる資料は、講師が話をする直前に配布をする。
     →開始前に資料があると、参加者は読んでしまい、話を聞き流されてしまうケースがある

   ・神は細部に宿る
     →スケジュールを守る
      資料やお出しするペットボトルなどは、方向を揃えて、キレイに並べる

    ・おもてなし
      →サービスとは、お客様を特別扱いするということ。
       常にお客様目線を持ち、どうしたら参加者が快適に学びの時間を過ごせるかを
       第1に考える。
  
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