『40歳からの本を書く技術』 三輪裕範 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

 成功するのためには、パーソナルプランディングが必要であり、そのもっとも効果の大きいのが
本を書くと言うこと。ではどうやって本を書けば良いのか? ということを教えてくれます。

 しかも著者の三輪さんは現役のビジネスマンでありながら、7冊の本を出されているということで、
同じビジネスマン同士、自分も書けるのではないか? と思わせてくれるところがポイントです。
(実際はこの文章を書くのにも四苦八苦している自分は、まだまだですが・・・)

 本を出すにまでには5つの行程があると言います。
①テーマをいかにして見つけるか(46ページ)
②情報をどう集めるか(66ページ)
③情報をどう整理するか(52ページ)
④どう文章にするか(48ページ)
⑤どう出版に結びつけるか(47ページ)
 この本は上記5つが中心に書かれおり、()の数字がそれを記した内容のページ数になります。

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目次

はじめに   なぜ、本を書く必要があるのか?

第1章   本のテーマをいかにして見つけるか
      「書きたい!」という衝動があるか
      
第2章   情報をどのようにして集めるか
      情報は読むことを中心にする

第3章   情報をどのようにして整理するか
      読書から得た情報を放置してはいけない

第4章   どう文章にするか
      分かりやすい文章を書く

第5章   どう出版に結びつけるか
      出版社はいい原稿を求めている

本を書くための役立つブックリスト

おわりに
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◆テーマを選ぶ4つの視点
  ①自分に取って身近がどうか
     →身近な物から順番に考えていく

  ②情報入手が容易かどうか
     →日本にいて情報が容易に入手出来ないテーマでは、執筆は難しい

  ③十分に絞り込まれているかどうか
     →テーマが不明確では情報は集められないが、絞り込みすぎてもいけない

  ④商業出版に値する企画がどうか
     →好みだけでなく、読者(出版社)にとっても魅力的な企画であることが必要。


◆情報収集するための4つの留意点
  ①問題意識を明確にする
     →明確でないと、集めた情報は雑然とした断片的な情報の固まりにすぎなくなる

  ②情報の「メタ化」を行う
     →得た情報を踏まえて、より高度の抽象を行うことで、より密度の濃い情報になる

  ③一定量のインプットによって蓄積する
     →ある段階における蓄積量が多ければ多いほど、その蓄積による内圧が高まり、
      質的に異なるより高次の段階へと大きくジャンプできる

  ④速読は必要ない
     →読む時間がかかっても、その本から十分な栄養をとることの方が重要


◆情報を整理しアイデアを生む方法
   ①線を引きながら本を読む
    ↓
   ②読んだ週末に、テーマ別のノートに抜き書きし、見出しをつける
     ・必ず手書きで抜き書きをする
     ・本の書名とページを書いておく
     ・抜き書きする文章は厳選する
    
     ※ノートは厚いものを使うこと。 →アイデアを生み出すには、ある程度の量が必要
     ※独立したテーマになっていないなら、パソコンの「雑」ファイルに記録し、
       独立したテーマに育ったら、ノートへ書き出す
     ↓
    ③見出しだけを見る/繰り返し読む
     ↓
    ④頭の中で化学変化が起こり、アイディアが生まれる


◆分かりやすい文章を書く4つの秘訣
    ①文の長さをできるだけ短くする
      →リズム感を大切にして40~100時程度を目安に

    ②曖昧さをなくす
      →修飾語と被修飾語を近づけ、適切な場所に読点を入れる

    ③接続詞を大切にする

    ④数量化する
      →「非常に」「高い」などの副詞や形容詞ではなく、客観的な具体的数字を使う


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