まとめる」こと。
これが仕事術における時間短縮にもつながるのではないか? そしてブログを
書く際にも必要な能力になると思い読む。
色々な題材を元に、要約力を紹介。そして要約の原則となるべきこと。
要約力を身につけるメリット。逆に注意しなくてはならないこと。そして最後に
トレーニング方法が書かれており、非常にわかりやすく、読みやすい1冊でした。
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目次
はじめに
第1章 基本ケースで要約のテクニックを理解する
まずは「要約ってどんなことか」を実感しよう
第2章 基本の流れと原則を押さえておこう
第3章 応用ケースでさらに要約力アップ
第4章 要約力を伸ばすための実践ヒント
おわりに
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◆要約の基本的な流れ
(1)全体をつかむ
①全体像を把握する → 行き着くべきゴールが明確になる
②全体から細部へ
(2)文章の構造がどうなっているかを考える
③段落分けをする
④段落ごとに見出しを付ける →要約すべきポイントが見えてくる
⑤主語と述語を見つけ出す
⑥結論以外の部分を構造化する
まず結論を探し、それ以外の部分の役割を考える
⑦事実と主観を分けて考える
※語尾に注目して見極める
(3)目的を確かめて重要な部分を選別する
⑧要約の基準・目的を明確にする →誰に伝えるのか? 先方のニーズに合わせる
⑨重要な部分を選別し、優先順位をつける
⑩キーワードを見つける
5つのヒント
1.繰り返し使われていたり、何度も言い換えられている言葉を探す
2.関連語をたくさん出ている言葉を探す
3.価値判断を含む言葉を探す
4.条件や状況の前の言葉に注目する
5.接続詞に注目する
(4)残す部分を考えながら抽象度を上げる
⑪情報をまとめて抽象化する →短い文にしていく
⑫残すべき具体的な部分も考える →重要な情報は、そのまま省略せずに反映
(5)まぎれ、誤解のない形に仕上げる
⑬まず結論から伝える
⑭全体像から説明する
⑮キーワードを組み立てる →トピックを整理して伝える順番を考える
⑯読み手に役立つようにカスタマイズする
チェックポイント
1.何が言いたい分なのか、よくわかりますか?
2.キーワードは入っていますか?
3.結論がはっきりわかりますか?
4.入っている情報は正確ですか?
5.読んだ人の参考になりますか?
◆要約力をつけるメリット
(1)仕事の効率や評価が上がる
(2)企業の生産性が上がる
効率良く必要な情報を読み、上役が判断したり行動したりすることをサポートする
(3)顧客対応能力が上がる
相手の話をうまくまとめることで、トラブルを未然に防ぐことが可能
(4)情報選別能力が磨かれる
(5)コミュニケーション力が高まる
相手に合わせて、必要な情報の種類や詳しさをピックアップする能力が上がれば
お互いに意思の疎通がスムーズになり、関係も円滑になっていく
◆陥りやすい6つのパターン
(1)客観性がない
・話し言葉と書き言葉は別物
・情緒性より客観性が大事
(2)ひとりよがりである
・主語がない
・指示語が曖昧
(3)大事な要素が入っていない
(4)一文が長すぎる
文を意味のまとまりで整理することが重要
(5)短すぎて多義性が高い
(6)尻切れトンボである
最初に全体の意味をつかみ、まとめておく必要がある
◆トレーニング方法
・日記を書く →印象に残ったことを選別して書く
・ノートや議事録を書く
・スピーチを考える
・番組をまとめる
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