この本は、その2冊の内容に、リーダー術、会議術を加えたような内容になっております。
そのため過去に吉越さんの本を読んだ方だと、内容がかぶるところが多々あるかと思いますのが、
そこは復習と思って読んでみても良いのではないでしょうか?
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目次
はじめに
第1章 仕事のスピードを3倍にする
-まず、残業を止めてみる
第2章 即断即決
-どうすれば決断力は身につくか
第3章 キャリアアップできる人間の思考法
-仕事はゲーム、技は盗め
第4章 「会議」と「デッドライン」で部下を動かす
-簡単で効果抜群なマネジメント手法
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◆ホワイトカラーの生産性を上げるには?
・各自の仕事の進捗状況を「可視化」する → 問題を顕在化させる
→その手段が、各自の作業に一つ一つ明確な「デッドライン=締切日」を設定すること
・生産性を下げている問題点
①必要ない仕事を一生懸命にやっている
②集中して仕事をしていない
③会社全体として「何をすべきか」という意思決定が遅い
◆デッドライン仕事術の基本
・すべての仕事に「○月○日」までという締切日を入れる
(「なるべく早く」「×月下旬頃」は禁句)
・すべての仕事は「何を、誰が、いつまでに」を明確にする
・デッドラインの基本は「明日」。ドンドン前倒しする
・仕事は発生した瞬間に取り組みことで、一番、効率が上がる
・1日分の仕事の優先順位で悩むのは無駄。すぐに仕事に手を着ける
・仕事の効率を上げるためには、朝イチからエンジン全開で仕事をする
◆リーダ術
・リーダーに必要なコミュニケーション能力とは、組織全体の判断力を高めるために
「情報を共有化する能力」である。
・仕事は部下に任せて、「デッドライン」で管理する
・部下の仕事の「方向性のズレ」は、見逃しがちなので要注意
・部下の嘘は絶対に許さず、厳しく対処する。
・危機には、「火消し」→「再発防止」→「横展開」で対処する
・上司はいつも、ユーモアのセンスを磨くよう努力する
・トップマネジメントは、どの分野に関しても「現場の担当者」の次に詳しくあること
・経営の仕事の答えは、すべて「現場」にあると心得る
◆会議術
・プロセスまで含めて「情報を共有化」することで、現場の判断力を上げる
・報告するだけなら、わざわざ集まって会議をする必要はない。担当者の報告に対して、管理職が
鋭く突っ込みをいれ、担当者の判断通り進めるのか、修正を加えるのか、修正を加えるとすれば、
なぜそれが必要なのか、といった最終判断にいたるプロセスをみんなが共有することに意味がある。
・会議で取り上げるかどうか、といったことで悩まない。小さな案件もドンドン取り上げて、リーダーが
即断即決していくこと
・ブレインストーミングなどせず、担当者に徹底して考えさせる。担当者は「結論」まで用意して、
会議に諮る。
・最初は週に1日から始めて、無理して多くのデッドラインをつけない。しかし、会議でデッドラインを
つけた仕事は、徹底して守らせる
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