『1日1分のビジネス手帳術』 桃山 透 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

来年から使う手帳は決まって(と言っても、ほぼ日手帳カズンが届くのは11月9日以降のようです・・・)、
あとはどのように書くか? とくに次の手帳は書くスペースがかなりあるので、今までのような手帳の使い方では、空白がいっぱいになりかねません。
そのため再度自分の手帳の活用方法を見直してみようと思い、購入しました。


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目次

はじめに

第1章   手帳を選び、つける基本を押さえる

第2章   1日1分で始めるスケジューリングの達人

第3章   1分以内に書いたメモは一生残る

第4章   30秒で生み出したアイデアを企画にする

第5章   1分内のいい加減日記なら続く

第6章   携帯電話とパソコンを連動させた手帳術

第7章   プライベートにも手帳を活用させる
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●手帳の効用
 ・まずは仕事が発生したら、必要に応じてその場ですぐに手帳をつける癖をつけよう。後は見直すだけで
 仕事を意識するようになり、達成するためのモチベーションにもつながる

 ・「手帳はすぐにつける、何度も見直す、が基本」
  すぐにつけることでつけ忘れを防ぎ、仕事をするたびに見直すことで、確実に仕事がスムーズに進め
  られるようになる。

 ・仕事をしていて気づいたこと、例えばクレームや、上手くいったことや、いかなかったことんどを、状況が
  わかるようにメモする。
  →なぜそうなったのかを考えるようになる → 「成功」「改善」「問題」が見えてくる


●スケジューリング
 ・まずは年間スケジュールに、定例会議、納期、研修会など、分かる範囲のスケジュールを記載
  次に直近の月が近づいて具体的なことが決まれば月間スケジュールへ落とし込み、直近の週が近づい
  たら週間スケジュールへ詳細を落とし込む。仮の予定はポストイットに書いて貼っておくのがお薦め

 ・仕事の達成度を上げたいのなら、主な仕事の目標を年間・月間・週間ごとにスケジュール表の上に書いておく。 そうすれば、手帳を開けるたびに意識するようになり、達成度も上がる

 ・スケジュールの決め方は、前日の退社直前にスケジュールを固め、当日の出社時に再チェックする


●メモ
 ・メモはスケジュール表の右ページに書く。さらにメモを仕事で活かしたいのなら、商談や打ち合わせの時に
  メモしたノートから、ポイントなる部分を手帳に書き写しておくとよい

 ・雑誌、新聞、情報源の本などの小さな切り抜きや、店の名刺やカードなどは、アドレス帳の貼るのも手。


●アイデア
 ・ヒントや思いつきを手帳に書き込む方法
 (1)ヒントや思いつきは、気軽にポスト・イットに書いて手帳に貼っておく
 (2)1週間寝かせてから見直し、有効と思うモノだけスケジュール表の右ページに書き込む
 (3)時間があるときに手帳のメモ欄で半ページくらい使って展開してみる
 →(効用)企画書を書くときに助かることが多い

 ・ヒントや思いつきの管理は、カラーラベル(直径3mm)をメモしたことの横にでも貼っておく。
  そしてテーマ事に色で管理する。
  例えば、「整理・ファイリング術は青」「手帳術は赤」「文房具術は黄」など

 ・使ったアイデアは何につかったのかを書き込んでおく。そうすれば、アイデアの管理になるだけでなく、
  アイデアを生み出す方法みたいなモノが見えてくる場合もある

 ・問題が発生すれば、4W1H(「いつ」「誰が」「どこで」「何を」「どのように」)を手帳に書き留めて明確にし、
  解決するようにする

 ・アイデアを次回の商談に活かすには
 (1)商談の場合、相手が求めるいることは何なのか、メリットは、問題点は、と考えながら的確に質問し、
   ノートにメモしていく
 (2)特に雑談こそ相手の緊張感が緩まって本音が出るとき、といっても過言ではない。とくに会社の現状の
   本音が聴けることもあるので、さりげなくメモする。
 (3)会社に帰ってからノートを見直し、次回の商談で使える要素を手帳につける。


●日記
 ・たった1分でも日記をつけることで、日々の気づきを意識するようになり、仕事に対する姿勢も改善できる
  ようになる

 ・とりあえず、「1行」「その日の仕事内容を○×で評価」「キーワードとなる単語」だけでも書いて続ける

 ・仕事に役立つ数字は手帳に記入し、打ち合わせや商談前に見ておけば困ることはない
  (例、為替、金利、売上進捗数字など)

 ・7つの習慣で日記をつけてみる
  (1)前向きである
  (2)物事に着手する時点で最終状況を思い描く
  (3)やるべきことからとりかかる
  (4)全員が勝者となるような解決策を考える
  (5)相手から理解される前に相手を理解しようと努める
  (6)相乗効果を生み出そうとしている
  (7)切磋琢磨している
  →成功するための行動パターンを意識する


●プライベート
 ・仕事もプライベートも1冊の手帳で管理し、区別無くスケジューリングしていくべき。そのためには、仕事、
  プライベートに関係なく予定が入ればすぐに手帳に書き込み、スケジュールを押さえる

 ・趣味の書き込みは、月間スケジュールの下に「正」の漢字でその月に行った数がわかるようにすることで、
 年間目標達成の管理になる。
 (例えば、読んだ本の数や、ブログを書いた件数などを記入していく)

 ・勉強の進捗管理は、内容、時間を週間スケジュールの隅にでも記載していくことだけでも、やる気が出て
  モチベーションが上がる。


(感想)
よくよく読んでいけば、きっとどこかで見た内容ばかり書かれており、それを復習するのに使える本です。
これは自己啓発本にも関係してくることですが、やはり成功しようと思ったら、日々思ったことや、決めたこと。将来の目標など、とにかく書いて書いて書きまくる。そしてそれを毎日見て頭に入れる。反省する。復習するということが必要です。それを実行するためのツールが手帳なので、デザインでいいなぁと思って買うのもいいですが、じっくりとそれに何を書くのか? をしっかりと考えることも必要である。と再認識させて頂きました。