ライバル会社は「マーケティング」がうまい。という話をするものの、はたしてマーケティングとはなんぞや??
そんな疑問から本屋のマーケティング棚を除いていたときに見つけたのがこの本でした。
マーケティングの基礎を学ぶ本ということからは、内容が外れるのですが、
①尊敬する神田昌典さんが「10年前の私が、もし今のマーケティング本を書くならば、こうなる!」とコメントしていること。
②書いているのが24才と自分より一回りも下の人が書いているということ。
③見ていて読みやすそうだった
上記3点の理由により購入。
読んで一番驚いたのが、自分より一回り下の人が書いたと思えないくらい、参考になったということ。正直今の自分の知識の無さに情けなくなりもしながら、むさぼるように読ませて頂きました。
しかし、うまくまとめられませんでした・・・(ノ_・。)
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目次
はじめに
01章 語られざるマーケティングの本質
01 情報提供型マーケティングの終焉
02 総合デパート型マーケティングの終焉
03 狩猟型マーケティングの終焉
02章 圧倒的にお客様を呼び込む仕組みの作り方
01 企画~実は勝負の大半は「戦う前」に決まっている~
02 コンバージョン~興味のない状態から「欲しくてたまらない!」へ~
03 感情プロセス~人は感情で動く~
04 ビジュアル~視覚を制す者が感性時代のマーケティングを制する!~
05 顧客リスト~ネットにおける最大資産価値~
06 集客経路~複数に張り、分散をさせる~
03章 儲かる利益体質のビジネスをつくる
01 希少性~商品の価値を高める魔法~
02 リスクリバーサル~お客様の不安を吹き飛ばす~
03 推薦~位置パワーと影響力~
04章 本物の顧客を育てる
あとがき
参考文献
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●情報社会における3大マーケティング手法の変化
①情報提供型 → 非情報提供型
これまでは情報提供して、お客様を「教育」することにより、自然と自社(自分)への求心力が高まり、購買に至ると言うフローが描けていたが、成熟産業となった今は、情報を提供しないということを前ぶりとして出すことが自体が、情報提供に変わるフックになる。
②総合デパート型 → 専門型
生活が豊かになった現代では、「個」にフォーカスする戦略が評価される時代になった。つまり、個人個人の千差万別な欲求に応えて行くというのが、最も重視されるようになった。そのためには専門店化した方が、初心者にもやさしい見せ方が可能になる。
③狩猟型 → 農耕型
これからはお客様との関係を育てるという視点を持ち、「金のなる木」を育てるようなイメージを持っていかなくてはいけない。
※儲かる仕組みを作るには、仮説と検証を地道に繰り返していくしかない
→テストマーケティングの精神と自分なりのフレームワーク構築が必要
●集客の大前提3つの「ない」
お客様は
①あなたのことを知らない
②あなたの言っていることを聞かない
③あなたのことを信じない
→これら3つの「ない」をいかにつぶしていくかが集客のポイント!!
●コンバージョン
・人を引きつける方法
①図星指摘法
「え? わたしのこと・・・?」とさせる方法
例)「最近、お腹のたるみが気になるあなた」(エステサロン)
②乖離法
二つの相容れにくい要素を掛け合わせる
例)「まずいラーメン」「お一人様 100個まで」
③非常識法
通常あってはいけない常識に反したキャッチコピーを付けること
例)「自民党をぶっつぶす」「食い逃げされてもバイトは雇うな」
④嫌悪感創出法
人間の憎悪、嫌悪感には強い行動を生むエネルギーがある。それを利用する方法
例)「大人なのに、まだ証券口座がないの?」
・敵を作るくらい強い主体性を持った強烈なメッセージだけがお客様の心に届く
●感情プロセス
・インターネット以外の営業でも、リード(顧客開拓の糸口)の中から、「今すぐ買ってくれるお客様」と「少したてば買ってくれそうな見込み客」「見込みのないお客様」を見分けて、的確にアプローチしていける営業マンほど成績がよい
・民放は「事実」にストーリーを加えて演出し、競争原理の中で視聴率を上げるため、視聴者に「面白い」と思ってもらえるような仕掛けをします。これが演出であり、ストーリーです。だからこと「面白い」という感情がそこに生まれる
・セールスレターエンジニアリング 3つの購買心理プロセス
ステップ1:問題があることを伝える
ステップ2:その問題は具体的に何かを伝える
ステップ3:その問題に対して解決策があることを伝える
●演出
・モノを売るなら人を見せろ
写真を使って「視覚」に訴えることで、「この商品を買って損をしないだろうか?」「だまされないだろうか?」という不安を払拭してあげる。
・接触頻度×密度が信頼を生む。
そのためニューズレターやメルマガを活用する。しかし「出す」だけでは意味がない。
お客様の心をくすぐるような内容を書く必要がある(=ティージング)
・商品のまわりの「空気」を高めたり、高級感を演出することで、価値があるモノと演出していくのです。その結果、商品の周辺に対する付加価値が高まり、提供するモノは同じでも、客質、すなわち単価を上げることが容易にできる
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