週刊東洋経済(8/16) 「超速戦脳力を鍛える」1日目 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

今週の東洋経済にて、情報力、対人力、思考力の3つを中心に記載された記事があり。
非常に参考になったので、気になった点を記録。

1日目 情報力

最初は超整理法で有名な野口悠紀雄 先生の記事
●グーグルが生んだポスト「超」整理法

・私はかつて、電子業務日誌をつけるべきだと主張していた。仕事の約束など電子的に記録しておけば、後から検索できるから振り返ることは容易だ。だが、Gメールを使うようになってから、それを作る必要もなくなった。メールのログを検索すれば済むからだ。

・今や整理や分類のテクニックではなく、検索のテクニックが重要になった。つまり場所を探す方法論だけわかればよい。

・すぐに記録する必要があるときには、携帯情報端末を取り出すよりは紙に書く方が便利だ。また、紙は一覧性があるから、見るのも便利だ。一方で保存やコピーや検索には、電子的な形態が優れている。最初と最後が紙で、途中を電子化するというのが基本的な方法だろう。

<ポイント>
1.メールのログはそのままデータベース
2.検索による情報入手は現代人の基本的技能に。
3.デジタルオフィス化のルールに適応が必要


●発信力が飛躍的に高まる情報収集力   小宮一慶

・マイクロ経済については、日経新聞の月曜日に掲載されている経済指標をインプット

・情報収集に関しては、日経新聞のほか雑誌では『ニューズウィーク』日本版が役に立っている

・枠組みを作るには、入門書を読んで経済や会計の基本知識や、その考え方を身につけることだ。

・記憶に頼らず思いついたことはすぐメモをしているので、手帳や本にはよく書き込みをする。皆さんにお勧めしたいのは、ノートに月間目標を書くこと。

<ポイント>
1.アウトプットを前提に勉強、インプットを
2.経済や会計の基礎を身につけること。
3.年間目標より月間目標、記憶に頼らずメモを。


●ビジネスに使える”体育会系”速読術   寺田昌嗣 → 近著に『フォーカス・リーディング 』(PHP研究所)

・読書のフォーカスを明確にするには、TPOをしっかりに考えることだ。この場合のTPOとは以下の3つ。
①時間設定 ②目的意識 ③状況認識
その本を読むのに賭けていい時間は?
読む目的は何で、リターンとして何を求めているのか?
今はどういう状況か?
→その上で、どのくらいのレベルで情報インプットするのかを決める。

・「1冊30分の重ね読みトレーニング」
1週目
まずは15分で見出しを中心に「下読み」を行う。残る15分は「本ちゃんと読み」の練習とし、
①前半100ページをスキミングでしっかり読む
②スキャニングとスキミングを組み合わせ、1冊読み通す、
のどちらかを選択する
2週目
下読みを10分、本ちゃんと読みを15分、そして5分でおさらいという時間配分にする。
3週目
書店への恩返しの意味を込めて毎日1冊新刊を購入。10分で本ちゃんと読みをし、残り20分であらためて線を引いたり、書き込みをしたりして完全に自分の物にする

●A4 1枚で脳も組織もすっきり整理   三木雄信 → 著書に『「A4 一枚」仕事術

脳の原則
興味のない物には見えてこないのと同様、人間の脳は意識しないと働かない。「紙に書く」ことは脳に明解な意志をもたせることになる。 → 「意思」化

ネットワークの原則
効率的なネットワーク化を果たすためには、個々が.「目的」「するべきこと」「期限」を明確に共有化できるプロトコル(約束事)が不可欠だ。 → シンプルに共有化

視聴覚の原則
人間が一度に把握処理できる数は7プラスマイナス2と言われている。ダラダラと長い文章、書類は結局「伝わらない」 → インプット・アウトプットの最大化

<ポイント>
1.どんなビジネス文書も「A4一枚」にする
2.「目的」「するべきこと」「期限」を入れる
3.頭の中の目標はA4一枚に書いて具現化する。

●究極仕事術   東レ経営研究所 社長  佐々木常夫

1.計画(スケジューリング)をまずは先行
 ・2~3年で職場は替わる
 →年間、月次、週次、日次ごとに計画を
 ・スケジュール表で時間予算を把握
 →飛び込みの仕事で七割は飛ぶ。残り三割を確保するために「自分へのアポ:」を活用
 ・仕事の優先順位を明確に
 →重要な2割を達成すれば、仕事の8割はカバーできる

2.効率良く仕事をし、時間を節約せよ
 ・仕事は発生したその場で片付ける
 →議事録は何をおいても当日中に、出張リポートは帰りの機内で書く
 ・締め切りの1週間~3日前には完成させる
 →単純作業ならすぐ提出。上司へのリポートなどはじっくり見直す
 ・仕事は拙速を旨とせよ
 →あえて完璧は求めず、8割の出来でよしとする
 ・連絡は口頭より文書のほうが時間の節約
 →上司とのコミュニケーションは必ず文書で
 ・仕事は最短コースで。先輩の仕事に学べ
 →プアのイノベーションより優れたイミテーション(模倣)