「脳を活かす勉強法」 茂木健一郎 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

売れてはいるものの、茂木さんの自叙伝的な本であり、しかも中身的には弱い。

というような話をどこかで読んだことあり、書店で買わずにほっておいたのですが

ブックオフで売っているのを見て即Getしてしまいました。(600円でした)

確かに1時間程度でカンタンに読めてしまい、軽い読み物ではあるけど、前回書いた

築山さんの「脳と気持ちの整理術」
と同じように、脳の理論を説明しながらの勉強法

でもあったので、面白く読めました。

特に印象に残っているのが、「教育においては、ほめることが大切」だと言われていま

すが、それは脳の動きの本質に沿った物であると言うこと。

脳に何かを強制することは難しいが、ポジティブな期待やほめられた体験は、良い物と

して受けとめるそうです。だから子供をしかっても逆にやる気をなくし、勉強をしている

ふりだけになってしまう。それよりもほめてあげる方が「やる気」があがり、本当に勉強を

するようになるそうです。子供を持つ親としてはこれを真摯に受け止め、自分の子供を

賢くしたく思います。

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目次

第1講:脳は「ドーパミン」と「強化学習」が好き

第2講:「タイムプレッシャー」が脳の持続力を鍛える

第3講:「瞬間集中法」で勉強を習慣化させる

第4講:茂木健一郎流「記憶術」

第5講:茂木健一郎の「読書のススメ」

第6講:脳のコンディションを把握しよう

第7講:自分を変える「一回性」に巡り会うには

第8講:偶有性がさらなる脳の発達を促す

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・「脳を活かす勉強法」とは、脳の特性を知り、自分の脳と上手に付き合うことで学習その
ものを楽しめるようになる”学びの習慣”のこと

・脳を喜ばせる勉強法とは以下の3つ
①「ドーパミン」による「強化学習」によって、脳を強化する
 苦しみを突き抜けたとき、脳は一番「喜び」を感じます。その「喜び」を基に「ドーパミン」
 と呼ばれる物質を繰り返し分泌させていくことで、脳の働きを強化していきます。
 なお強制はNG! 自発的な行動で「成功体験」を持つことが大切です。

②「タイムプレッシャー」によって、脳の持続力を鍛える
 自分の作業に制限時間を設けることで、脳に負荷をかけていきます。それが成功体験に
 なると、脳はさらに強化学習が身についてきます。

③「集中力」を徹底的に身につける
 集中力は①作業のスピードを極限まで速くすること②とにかく圧倒的な作業量をこなす
 こと③周囲の雑音が入らないほど夢中になること の3つの要素から生まれます。
 そうなるためには、思い立ったときにパッとそれを行っていくことが必要です。

・英文を覚えるコツは、まず英文を見る。次にそれを書き写すわけですが、英文を見ながら
写しては意味がありません。一度英文を見たら、そこから目を離して、写すのです。これを
何度も何度も繰り返します。

・「ドーパミン」が放出されるのは、「やさしすぎず、難しすぎない」課題や問題に取り組んで
いる瞬間です。

・自分の弱点を克服するには
STEP1 「自分はコレが苦手」と認める
STEP2 なぜ苦手なのか分析する
STEP3 弱点を他の能力で補うという考えを捨てる
STEP4 苦手な物を克服すると、それが大きな快感になる
という流れが必要


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