私のお店のある町内の町内会は、
毎年春と秋に、町内の無病息災を
八坂神社さんがご祈祷してくださいます。
回覧板に
「準礼装」とあったので、三つ紋の柔らかいお着物に、丸帯で伺いました。
後ろには模様はありません。
前側には古典模様がたくさん。
八掛部分にまで同じ模様が施されています。
ご覧になれますか?
とても細かく染め分けられて模様は描かれ
所々に刺繍が施されているんです♪
更に、金が彩色されています。
なんて贅沢なお品!
まだ、池田重子さんがご存命の時に
目黒の《時代着物池田》さんでいただいたお品です。
元々は池田重子さんのコレクション品。
時々貴重なコレクションの放出があるんです。
昔は、格式の高いお着物は重ねて着るように作られたのだそうです。
このお着物の上に、後ろに模様を施したお着物を重ねて着たらしいのです。
モーレツなお金持ちは、贅を尽くして衣装を作らせたんですね。
岩崎家の分家旧蔵とのこと。
この中でご祈祷してくださいます。
ご祈祷していただく間にも
「ガラン、ガラン」
と、参拝者が鈴を鳴らす音がひっきりなしです。
観光地としてではなく、
この地に住む人々を見守ってくださる神様なんだと
八坂さんの実在を感じた
貴重な時間でした。
京都に引っ越してから、初めて町内会の行事に参加させていただきました。
お着物を着て行ったお陰で、
生まれも育ちもこの町内の重鎮の皆様にも
好感を持って話しかけていただけてビックリ!
お着物の力って凄いですね。
骨董水妖
白井澄子
京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4杉谷ビル3F
phone/075-541-5128
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