「おぉ、意外とパチンコって勝てるやん!」
大学入学と同時に、収支表をつけ始めた。
初年度からいきなりのプラス収支に、驚きを隠せなかった僕がいた。
当時は回転寿司の厨房、WINS(場外馬券売り場)の警備のバイトをしながら、
学校帰りやバイトの合間にパチンコ・パチスロを打っていた。
今思えば、とても立ち回りと呼べるようなモノではなかった。
パチンコは極悪のラッキーナンバー制、2.3円交換。
パチスロは6枚、6.6枚、7枚の店で良く打っていた。
当時の神戸はまだ等価交換も少なく、大半が上記の様な営業形態。
そんな中、ど素人の大学生がふらふらと適当打ち。粘る事は殆どなかった。
それでも4月からの年間収支は+27万を達成。狂喜したのが懐かしい。
正直言えば、「もっと勝ってたような気がすんねんけどなぁ」と思った。
だけど人間の記憶は都合の良い事しか覚えてないらしい。その通りだ。
収支表を付け、勝てる事が証明された僕は、どんどんパチンコへとハマっていく。
パチンコに費やす時間、その比率も増えていった。もちろん、お金も。
「ライターになる」という最終目標はまだ見えない、こっちぃ19歳の冬のお話。