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コーレス骨折(橈骨遠位端骨折)とは?
コーレス骨折とは、橈骨と言う前腕の骨が折れてしまう
骨折のことです。
コーレス骨折は高齢者に多い骨折として
知られていますが、若者がコーレス骨折を
する場合はバイク事故などのハイエネルギーな
衝撃によって骨折するケースが多いです。
前腕は橈骨と尺骨と言う2本の骨で構成されていますが
コーレス骨折で尺骨の茎状突起骨折も合併すると
治療が難航する場合が多いです。
この二つの骨の関係上図でしまします。
コーレス骨折の原因は?
コーレス骨折の代表的な原因は、
高齢者が転倒した際に手を地面につき
骨折を起こします。
若年者では、転倒して骨が折れることはほとんどないですが
高齢者の場合は、骨粗しょう症を発症している場合が多いので
骨が脆く骨折を起こしてしまいます。
コーレス骨折の折れ方は?
コーレス骨折では、特徴的な骨折後の
変形として、フォーク背状変形と言う変形をします。
フォーク背状変形とは、名前の通りフォークを下向きに
置いた時のような変形のことをさします。
コーレス骨折の症状は?
骨折ですので、もちろん痛みはありますが、
その他に、骨折部で正中神経と言う神経が圧迫
された場合、正中神経に支配領域にしびれが出ます。
*正中神経の支配領域は上図の赤線で示します。
コーレス骨折をした時の病院に行くまでの対処法は?
まずは、安静にすること。
そして患部を冷やせる氷水がある場合は
冷やしてください。
最後に、できるだけ患部を頭の位置くらいまで
挙上してください。
これらをすることにより腫れを抑えることができ
治療がスムーズになります。