満開の桜 | 棚木猫の日々

棚木猫の日々

思い出し話し。

R6.4.12

 

西方ふれあいパークの桜を見に行きました

 

誰もいない公園を独り占めです

嬉しいような寂しいような

 

 

ピンク色の八重桜

 

 

野球場脇の通り道

散り始めた花びらもキレイです

 

このような、地面に花びらを敷き詰めた様を

花筵(はなむしろ)と言うそうです

 

花筏(はないかだ)という言葉も、最近知りました

 

心をふるわせる情景には多くの言葉が存在していて

言葉を作った時代の人たちと通じ合うような感覚が生まれてきます

 

 

壊れた時計塔

 

桜の色はピンク色というイメージが強いですが

春になって今、桜を目の前にすると

本当は白かったんだなとしみじみ思いました

 

 

芝生に咲く、すみれ草

 

 

別の場所へ移動しようと引き返すと

 

2人組の女性がランチボックス片手に

お花見の準備をしていました

気心知れた友人とのおしゃべりにも花を咲かせるのでしょうね

 

 

 

小倉川かっぱ広場

 

さっそく地元のおじ様おば様方が集まって

お花見宴会を楽しんでおられました

 

 

桜と菜の花の競演

すこし散り始めていましたが見たかった風景

 

観光地は人であふれているでしょうが

ここはとても静かで優しい時間が流れていました

 

 

 

金崎の桜

 

広い駐車場には十数台の車が停まっていました

屋台などのイベントは無く、シンプルに花見を楽しみます

 

 

桜堤の桜は自分と同じで背が低くく

思わず頬を近づけたくなるほどの近さです

 

土手をゆっくり歩きながら桜を鑑賞

 

若い夫婦にベット連れ、孫の写真を撮るお爺ちゃん

ベンチで寄り添う熟年夫婦

それぞれが思い思いにお花見を楽しんでいました

 

 

 

金崎のしだれ桜

 

土手を逸れて民家の裏手を歩く人

なにがあるのかと目で追っていると

大きな一本の枝垂れ桜が見えました

 

他のお客さんはあまり気付いていない様子で

勿体無いなと思いながらも独り占め

 

 

枝垂れ桜を真下から

 

 

近くにヒメキンセンカ

 

 

帰り道は生活道路沿いを歩きました

赤い鳥居に目を惹かれ三本木稲荷神社をお参り

 

すると近くで車を止めた地元の方が声をかけてきました

 

「お参りして頂きありがとうございます」

 

信心深いわけでもなく気まぐれでお参りしたのでバツが悪い

ちょっとした世間話をしました

 

先日、新聞の一面に載ったことですごい賑わいだとか

近所の飲食店も忙しくなり身体を壊して休んでしまったり

地元も対応に追われて、大変だと仰っていました

 

 

SNSの影響も大きいのではないかと思います

写真一枚でバズり、大きな会場かと思って行ってみると

本当に写真の画角だけの規模感だったり

 

小さな所は運営の対応力にも期待できません

地元の方たちが大切にしてきた場所なのです

 

オーバーツーリズムがこんな所にも起きていたとは驚きですね

 

他にも、地元の美味しいご飯屋さんの話をしたり

次回来るときは神社の所に車を止めていいよと言って頂きました

 

 

今年は近場で済ませてしまった感が否めませんが

 

毎年、必ず咲いてくれる桜

 

また会えるように

 

 

おわり