在宅ワークの失敗談 | 棚木猫の日々

棚木猫の日々

思い出し話し。

在宅ワークで50万を無駄にした話

 

 

在宅ワークといっても、20年前の話での「在宅ワーク」

 

 

「内職」と言った方がイメージ的に近いでしょうか

 

 

当時、勤めていた会社を辞めたいと思っていました

 

二交代制、24時間稼働しっぱなしの職場でした

 

だんだん気持ちに余裕がなくなって来て

どうすればここから逃げられるのか

思考が現実逃避を選びました

 

 

その答えが在宅ワークでした

 

 

まずは今の仕事を続けながら、在宅をやろう

在宅の方になれたら、こっち一本でと夢を描いていました

 

 

パソコン一台でやれる仕事に惹かれて

データ入力の仕事があることを知りました

 

早速、資料請求のため電話をかけて説明を受けました

担当者に年齢を聞かれて答えると、若いですねと驚いた感じでした

 

 

自分ははやくこの状況(今の仕事)から逃れたい一心だったので

最初の電話一本で契約を結びました

 

 

そのとき何度も何度も大丈夫ですかと確認をしていただきました

 

それもそのはず、契約にはソフト代として50万必要だからです

 

 

月に5,6万稼げば一年くらいでペイできるだろうと

その時は楽観的に考えていました

 

 

送られて来た専用ソフトをインストール

セキュリティ保護のUSBを挿してソフトにログイン

白黒の古臭い画面が出てきて少し不安になりました

 

 

仕事の内容

 

スキャン画像(手書きの個人情報)を見ながら

タイピングで文字データに変換する仕事

 

まずはトライアル期間ということで

入力の正確性(9割)、スピードを求められる試験をしました

 

 

入力する内容は全て個人情報で

住所、氏名、年齢等を入力します

 

 

最初は簡単だと思っていました

 

 

 

 

住所の難解な地名や、氏名など

漢字が読めなければ文字入力も出来ません

 

その都度、辞書を引いたり一文字ずつ漢字を分解してと

 

正確性に加え入力スピードも必要なので

思っていた以上に時間がかかってしまいました

 

 

クセのある手書きにも手こずりました

 

読めない、判別できない場合は、担当者に電話しろと事前に説明を受けていましたが

人と関わることに煩わしさを感じていたので

空欄で飛ばして提出したりしました

 

 

そんなこともあり9割の正確性を達成できず

トライアル期間の途中ですが気持ちが挫折し

 

そのまま担当者に連絡せず在宅ワークを止めてしまいました

 

 

トライアル期間だったので、電話をして辞めますと言っておけば

 

もしかしたら払ったお金の一部でも戻ってきたのかなと思うと後悔

 

 

今思えば、頭の悪い自分が在宅ワークなんて向いてない

座りの仕事なんてしたことないし向いていませんでした

 

 

在宅で月5万も無理な話

50万の前金もリスクがありすぎる

 

 

でも当時の自分には

そんな冷静な判断は出来なかったのでした

 

仕事に悩んで気持ちが沈んでいる時に

誤った判断をしてしまった

 

 

これはいい経験なんだと

自分に言い聞かせて

 

50万は高い勉強代でしたが

もう同じような過ちは犯さない

 

お金とは地道に体を動かして稼ぐものだと

自分に言い聞かせて

生きていこうと決意したのでした