山のシューレを終えて | Gayoのブログ

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燃え尽きました




雨のため、残念ながら念願の石舞台ではできませんでしたが、素敵なホールで素敵なお客様たちと素敵な時間を共有できたと思います。




二十絃箏のできることのかなりの部分を網羅した内容になりました。



アレンジものとして、作品番号1の『月の光(ドビュッシー)』に続き、作品番号36にあたる『雨だれ』(ショパン)を発表。

作品番号35の『風香彩』も初披露。




7月から3曲続けて書き、練習して暗譜まで持っていく。クーラーは故障している。寝る時間と箏との時間の蹴り返す生活だった。



今日からやっと休める。




こういう素敵な機会を与えてくださったプロデューサーの工藤さん、二期倶楽部さん、そして前の事務所のアイアンドエムさんに感謝。








コンサートが終了した後、今回の『山のシューレ』講師のお一人、能楽師・安田さんの登場。



夏目漱石の『夢十夜』の第三夜をいきなりコラボレート。



確かに前日のディナーでお会いしたときに、こういう面白い話があるよと。


インターネットでダウンロードしていただき、寝る前に3度ほど拝読…のまま眠りに落ちた


私の中では、最後の曲がおわり、一気に達成感を味わい、シャンパンを飲んだあとの出来事。


昨夜の話を思い出した。
(あぁ、やるんだ…)





打ち合わせなし



多分私がなんかの音をだして物語がスタートしたのかな?どんな感じだったのかな?


全く記憶にございません。全神経を、安田さんの言葉と所作に向けていたので。

そしてこれもまた、私が私の二十絃箏と共に表現できることの一つ。


久しぶりに即興する機会を、そして素晴らしい芸とコラボレートできたことに感謝。


安田さん、ありがとうございました。




いろいろな意味でも、きっと満足していただけるステージになったのではと想っています。






今朝からその反動がド~~ン


動きたくない
帰りたくない
眠りたい



新幹線の時間はやってくる。


帰る準備をしよう






8月は、24日に九州で献魂の演奏をしてまいります。



それ以外は、10月のコンサート2つと、11月の自分のコンサート(ウィーンによせる33のエスキス)の楽譜整理・練習・睡眠の予定。



しばらくは出かける予定もなし。





スタジオのクーラー、いつ直るのかなぁ







2009年あたりから、いつ死ぬかわからない、いつ死んでもいいように、これが最後の演奏になる。そう思って毎日を過ごし、演奏にかけています。


なので、自分の人生に対して後悔はありません。次のコンサート前に私が他界したら、昨夜の演奏が最後となるのですね。



これからもお聴き逃しないように、応援よろしくお願いします



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中垣雅葉
Gayo Nakagaki
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