自分さえよければ | kotou-ramuのブログ

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狭い範囲で暮らす kotou-ramu が 思いついたことを ふわっと 書いています。

ふらっとネットのトピックスへ飛んで、さらっと読む。

イジメ、不倫、ストーカー・・・根っこは一緒な気がする。

この国のモラルに対するゆるさ、教育をないがしろにする姿勢。

うちの子どもたちが中学生の時に、役員を引き受けて、ずいぶん学校へ行く機会があった。

教師のモラルのなさとか、事件とか、センセーショナルに報道がされているけれど、本当に心を痛めながら、生徒と向き合っている教師もちゃんといる。

『いつもご苦労様です。』と、ちゃんと声を掛けてくれる先生がいれば、ふんぞり返ってこちらのあいさつをシカトしてゆく先生もいる。

一般企業ならば、外部からの来客に対してそんな態度をとれば、上司に注意くらいは受ける。

でも、そういう態度の悪い先生は、管理職に何を言われても態度が変わらない。
『だって、公務員ですもの、やめさせられるならやってみろ』と体現している。

そこで湧き上がる、職員室の不協和音。

横暴で態度の悪い教師、熱心に生徒指導に当たる教師、巻き込まれないように中途半端な態度をとる教師。

熱心な先生の方が少数派なので立場はあまりよろしくない。

そんな中で思う事は『うちの子さえよければ、周りはどうでもいい』と言う親の態度。

色々な事情を抱えたそれぞれの家庭に、それぞれの解釈があるが、その解釈の物差しを振りかざしてくる保護者には、何ともやりきれなくなる。

『うちは母子家庭なんです!』と、学校からの呼び出しに応じない母親
教員と見解に相違があると職員室に怒鳴り込む父親。

わが子はかわいいけれど、子供には子供の過ごす環境がある。
その中で『うちの子だけ良い』などと言う事は有り得ない。

色々な事情を抱えた生徒たちが、その心の内を表現できずに暴発したり、自分よりも明らかに幸せそうな生徒を妬んだり、屈折した表現で周りを振り回したりしている。

賛否はあったが、問題行動のひどい生徒を“校内隔離”していたが、教員の数にも限りがあり、もはやそれでは学校運営に支障があると“登校禁止措置”を導入したと聞いた。

こういう生徒を『家庭で何とかしてください。』と言う事だろうが、親は働いているし、そもそも、家庭内に問題を抱えている生徒である可能性の方が高いのだから、無意味な措置だと思う。

必要なのは心のケアができる専門部署であり、その役目を担ってきた保健室だけでは到底追いつかないのだ。

そもそも、教員の心のケアも必要な時代に突入している。

職員室にも“派閥”がある。
私利に走る、公務員不適格な教師も存在する。

部活動の顧問が、集めた部費を年度末に、精算せずに懐に入れる。

生徒を挑発して、身体的に接触させ、診断書をとって、生徒を鑑別所送りにした教師

授業中に『騒いでるわね。あなたの通知表は2よ』と、成績をちらつかせて脅す教師

管理職がチェックに来た時だけ、ちゃんと授業をする教師

もはや生徒になめられていて、全く授業にならない教師

これらはうちの子供たちが通っていた学校で実際に存在し、現在は他校へ転任して教鞭をとっている教師だ。

こんな環境にいて、『わが子だけ良い』などあり得ない。

自分さえよければ
うちの子さえよければ

そう思っていたら、うちの子がいじめの対象だったり、授業妨害の一員だったり、パワハラ教師の餌食だったりする可能性がある。

心配ならば、学校に関わるうるさい親になるしかない。
子どもの為に何ができるのか?

そんなことを思いながら役員をしていた。

『好きで役員やってるんでしょう。』と、影口を叩かれていたのも知っているが、言っていた保護者の子供は学校での問題行動があり、親の前ではいい子のふりをしていた。

本来の子供は、外面が良くて、家でわがままを言えるくらいの方が健全なんじゃないなと思う。

家庭での不満を、学校で生徒と教師が吐き出しているんじゃ、そりゃ大変だわ。

そう言えば、うちの子は大丈夫だったのかしら?