当ブログでは、

マスコミ業界で働く

コティマム&ジェイソン夫婦が、

業界"ナイショ話”と共に

「言葉の使い方」

知ると面白い「なるほどネタ」

プロ視点でお届けしますメール電球

 

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妻・コティマム。

フリーランスライター鉛筆

元テレビ局芸能記者カメラ

業界歴17年ふんわり風船星

 

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夫・ジェイソン。

現役キー局ディレクターキラキラ

業界歴20年ゆめみる宝石

 

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鉛筆鉛筆鉛筆

 

こんにちは

夫のジェイソンです龍

 

今回は

 

被災地取材

 について。

 
元日に発生した
能登半島地震
 
ぼくは4日から石川県に入り、
珠洲市、輪島市、七尾市
主に取材しました。
 
被災地取材で感じたことを記します。
 

 大前提

言わずもがな。

1番辛い思いをしているのは被災者

 

取材に際し、

被災地に迷惑をかけてはいけません

 

食料、燃料などは被災地で購入はしません。

普通に機能している金沢市に宿泊し、

必要な分の水と軽食を購入。

 

トイレは、

途中の道の駅などで済ませます。

 

どうしても無理な場合のために

簡易トイレを持参しました。

 

燃料は携行缶に20リットル入れて

被災地で給油しないようにしました。

 

  道路壊滅で大渋滞

金沢市を出発して2時間ほどで
穴水町を通過。
これよりが特に被害が
大きかった地域です。
 
道路はひび割れ、
土砂が片道を塞ぎ、片側通行。
 
 
これにより道路は渋滞
 
午前4時に金沢を出発しても
珠洲市に到着したのは午前10時前でした。
 
さらに帰りは時間がかかり、
夜道は慎重な運転が必要な上、
さきほどの穴水町は
輪島市や珠洲市など各地の合流地点に
なります。
 
先発隊の情報では
2日と3日は珠洲市から金沢市まで
約14時間かかったといいます。
 
ぼくのクルーは地元タクシー運転手の
ファインプレーもあり、
別ルートを通り5、6時間で
帰ってこれました。
 

  多数の倒壊家屋

能登半島は、古い家屋が多く

木造2階のての

1階部分が完全に潰れている

家屋が多数ありました。

 

 
 

  物資はあるが運ぶ人手不足

いくつかの町を取材しましたが、

実は物資はある程度揃っているそうです。

ただ、各避難所へ

物資を運ぶ人手が不足

しているということです。

 

  深刻な断水

七尾市以北の

能登町、珠洲市、輪島市のほぼ全域では

断水が続いています。

水道管の復旧は少しずつ進んでいるようですが、まだ給水に頼らざるを得ません。

 

避難者みなさんが口を揃えていう

1番困っていることは

トイレ問題

 

水が流れないため、

施設のトイレは使用禁止の所が多く、

仮設トイレも十分ではありませんでした。

 

お風呂にも入れないので、

汗ふきシートなどで対応している人も

多くいました。

 

一方で、へぇと思ったのは

断水戸数が1番多い七尾市で、

井戸水をひいている家庭もありました。

 

少しだけ暖かい水は

(正確に言うと温いので暖かく感じる)

蛇口からちゃんと出て

近所の人たちにシェアしていました。

 

  備え

備えが役に立ったという家族にも

出会いました。

去年5月の大地震のあと、

避難所や家族の集合場所

確認していたことでしっかり

合流できたといいます。

 

単純なことのようですが、

ハッとさせられました。

 

  極寒の救助活動

輪島市のある地域で

消防の活動に密着しました。

 

現場へ行くと、

すでに100人ほどの救助態勢が

組まれていました。

 

 

大阪市消防兵庫県警の合同チームで

倒壊した住宅の中に人がいる、と。

 

雪降る極寒の中、

余震に神経をすり減らしながらの救助作業。

 

木造のためチェーンソーで壁や屋根を

切り分け、中のがれきをどかしていきます。

 

いつ崩れるかも分からない中での

慎重な作業。

 

 

住人の捜索開始から4時間後・・・。

 

「要救(要救助者)発見」

 

張り詰めた空気を切り裂く無線の声。

 

しかし、すぐ。

 

「呼びかけに応答なし」

 

 

目の前のあの建物の中に

こんな寒い中取り残されているんだ・・・

 

とても辛かった。

 

 

発見から1時間ほどで

建物から救出され、

その場で死亡が確認されました。

 

死亡が確認されると、

ご遺体は救急車には乗らず

警察車両へ乗せられます。

 

ヘルメットをとって合掌。

 

車両を送り出すシーンは

今も目に焼き付いています。

 

  雪害が不安

七尾市で出会った60代の女性

食料の配給をもらったあと、

雪降る中、自転車をひいて歩いていました。

 

いまは、自宅で1人で

過ごしているといいます。

 

ここでの問題は、窓枠がズレて、

閉まらなくなってしまったこと。

 

15cmほどの隙間をダンボールなどで

養生していましたが、ここは雪国

 

容赦なく冷気が家の中に入ってきて

コタツで寒さをしのいでいるといいます。

 

冬は積雪が1mから1m50cmほどに

なるといい雪が積もったら

家はどうなってしまうのか。

冬を乗り越えられるか

不安を口にしていました。

 

  除雪もできない

さらに、については厳しい現実も。

道路がガタガタのため

除雪車が通れません。

 

今年は除雪ができない

という話も聞きました。

 

除雪ができなければ

支援活動の妨げになることは明白です。

雪国ならではの弊害がここにもありました。

 

  取材でわかったこと

刻一刻と被災地の

ニーズが変わることです。

 

被災から数日は

生き延びるための食料や飲料水、暖を確保。

 

1週間経ってくると

トイレ問題、衛生問題、健康管理

 

さらには、

避難所生活疲れ、メンタルケア、

PTSD、住宅再建、移住・・・

 

様々な問題が次々と控えています。

 

マスコミの仕事

これらのリアルを伝えること

 

報道制限がかかる事案もありますが、

我々の情報を見て、それぞれの支援に

つながればいいと思うのです。

 

  それぞれの支援の形

被災者の方は、

厳しい環境の中で生きています。

 

物資、炊き出し、義援金

支援の仕方はいろいろありますが、

まずは被災地に思いをめぐらせることが、

本当に必要な支援を捉えることに

つながると思います。

 

日々の当たり前に感謝することも

地味ですが大切だと思いました。

 

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